文化・芸術

2018年5月 4日 (金)

みんな一番ヤバイとこ行こうぜ~立川こしら・むぎ(猫)二人会

4月28日、那覇市にある真教寺で、むぎ(猫)と落語家の立川こしら師匠のコラボイベントがありました。
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こしら師匠は、立川志らく師匠のお弟子さんで、すでに真打になっている落語家さんです。同じ立川の一門では、志の輔師匠の落語会にはほぼ毎年通い、志の輔師匠の元お弟子さんである北山亭めんそーれさんの落語会にも足しげく通っていますが、こしら師匠の落語に接するのは初めてです。
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それにしても、お寺という場所で一体どんなイベントが開催されるのか想像もつきません。なんせ、タイトルは「みんな一番ヤバイとこ行こうぜ」ですから(笑)。
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ちなみに、来場者一人につき一枚のクッキー付き。
イベントはまず、こしら師匠の落語から始まります。一席目は、「あくび指南」(「あくびの稽古」とも言うそうです)。あくびの稽古というわけのわからないものに誘われた八五郎は、見てるだけということで付いていき、その稽古の様子を見ていますが、あまりに退屈なあまり・・・。という古典落語です。
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つづいて、むぎ(猫)のライブ。
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休憩を挟んでの第二部は、今度はむぎ(猫)の2度目のライブ。
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そして、こしら師匠とむぎ(猫)のコラボがあり、最後はこしら師匠の落語二席目。お題は、「たいこ腹」。伊勢屋の若旦那が鍼の修行をはじめ、一八を相手に人体実験を行う。一八はあまりの痛さに悲鳴をあげて暴れると鍼が折れてしまう・・・。という噺なのですが、登場人物が痛みで悲鳴をあげている場面で外から救急車の音が聞こえたので、「救急車も来ているけど大丈夫か?」とアドリブを挟んだので会場は大爆笑。
落語会の異端児と呼ばれているらしいこしら師匠、噺のおおまかなストーリーだけ覚えて、途中途中にこのようにアドリブも入れているようです。それだけ頭の回転が速いということも言えるのでしょうか。
 
下は、こしら師匠がむぎの「どんなふうに」を熱唱しているところです。
こしら師匠の写真・動画の撮影はNGと言われていましたが、むぎとのコラボの場面は許可が出たので撮影しました。
 
そして、むぎの「天国かもしれない」。
むぎの音楽は、8ビートとかけた「AとBと」や、地球温暖化で上がっていく温度とかけた「あがってく音頭」など言葉遊びを織り交ぜつつも結構深い歌詞と、ラテンチックな「友達は食べちゃダメ」や、ブルーハーツを思わせるような痛快なパンクロック風の「AとBと」など多彩な曲調を持っているので、聴いている人を飽きさせません。フジロックフェスティバルにも出演したというむぎ。今後の活躍に期待します。
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みんな、満足そうな笑顔で帰路につきます。
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これは、昨年の桜坂アサイラムでの写真です。

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2018年3月 3日 (土)

わが街の落語会~北山亭メンソーレ

2月24日は、那覇市にある「わが街の小劇場」に北山亭メンソーレさんが出演する「わが街の落語会」を観に行ってきました。

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私は、会場でのアンケートに連絡先を記入しているので、こうして落語会のご案内が届くのです。

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ここを訪れるのも久しぶりのような気がします。外観を撮ろうとすると、まだ支度をしていないメンソーレさんが私服のまま登場。

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北山亭メンソーレさんは最近ラジオなどでもご活躍なので今更言うまでもないかも知れませんが、あの立川志の輔師匠の元お弟子さんで、当時は立川メンソーレと名乗っていたそうです。今も志の輔師匠の高座に行くと「メンソーレという男が落語のまねごとをしているが、なかなか面白いのでもしよかったら応援してやってください」と元弟子に対する暖かい思いやりの言葉をかけられます。

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この日の一席目は「つる」というお噺。マクラの間はほぼ自由に撮影させていただけ、

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おまけにカメラが向けられていることがわかるとピースをするサービスぶり。

ちなみに、この「つる」というお噺の内容について簡単に触れると、「鶴はなぜ「つる」というのか」と尋ねられた街一番の物知り男が「昔は首長鳥と呼んでいたんだが、あるとき、もろこしの方から雄の首長鳥が「つーっ」と飛んできてポッと木に止まった。すると次に雌の首長鳥が今度は「るーっ」と飛んできてポッと木に止まった。そこから「つる」と呼ばれるようになった」と知ったかぶりをかまします。その話を聞いた男は、これはいいことを聞いたと自慢をしに行くが、雄が「つーっ」と飛んできたまでは思い出せるが、雌がどう飛んできたのか思い出せない。あげくは「「つーっ」と飛んできて「るっ」と木に止まった」と言ってしまったために大混乱。「雌はなんと言って飛んできたのか?」と尋ねられた男が言った言葉とは・・・。この「つる」は、志の輔師匠に最初に稽古をつけてもらった噺だそうで、初心に戻る意味でこの噺を選んだそうです。ちなみに、この日の着物についても少しお話しがありましたが、書いていい話なのかどうかわからないので割愛します。

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二席目のお題目は、「猫の災難」。知り合いのおかみさんから鯛の頭としっぽをもらった男が、これを肴に一杯飲みたいと知り合い宅を訪ねます。知り合いは、鯛が頭としっぽしかないとは知らず、「こんないいお魚があるのなら、お酒を買ってくる」と言って出かけます。鯛をさばいておくように頼まれた男は、頭としっぽしかないとは言えず、隣の猫に食い逃げされたことにします。酒を買って戻ってきた知り合いは、鯛がないことにショックを受け、ならば今度は「鯛を買ってくる」と言って再び出かけます。すると今度は、買ってきたばかりのお酒に手をつけてしまい、とうとう空に。戻ってきた知り合いに「さっきの猫がまた入ってきて、追いかけているうちに猫が酒瓶を倒してしまい全部こぼれてしまった」と言い訳します。すると、そのやりとりを聞いていた猫の飼い主が「さっきから聞いていれば全部うちの猫のせいにして。うちの猫は病で伏せっているのよ」と怒鳴り込んできます。いよいよ立場が悪くなった男の言い訳とは・・・。

この二席目のマクラでは、先日春風亭昇太師匠が来沖された際、沖縄のグスク巡りなどに同行する機会があり、訪問した泡盛業者から10年ものの古酒をいただき、普段あまりお酒を飲まないメンソーレさんでもおいしいと思ったこと、最近ミシンに凝っていて「道中財布」なるものを作ったことの話があり、実際にその財布を見せてくださいました。道中財布とは、三つ折りの財布で、折り畳んだときに端っこについているひもでくるくるっと巻いて・・・という財布だそうで、メンソーレさん手作りの作品はとても素人が作ったものとは思えないできばえでした。金額にもよりますが、一個注文したいと思いますので、よろしくお願いします。

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2017年12月29日 (金)

2017年の文化・芸術の総括

今年も残すところ今日を入れてあと3日になりました。今年1年がどんな年であったかを、文化・芸能を中心に振り返ってみます。

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【1月】

3日に「この世界の片隅に」を観に行きました。きっかけは、私たちの好きなコトリンゴさんが音楽を担当されていることでした。主人公のすずさんの声はのんさんで、音楽と主人公の声がとてもマッチしていました。帰り道、駐車場で車をこすられたのですが、言われてもわからない程で、こすった方も正直に言ってくださったので、実害ゼロでした。帰宅して、「今年はコトリンゴさんのライブを観に行く」と目標を立てました。

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そしてもう一つ。立川志の輔らくごがありました。例年、師匠はこの時期、一ヶ月に及ぶパルコ公演を行っているのですが、パルコが立て替え中とのことで、沖縄に来てくださいました。この日の演目は、「モモリン」。抱腹絶倒の新作落語です。

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【2月】

与那原町にある歴史的建造物「聖クララ教会」で行われたコンサートに行きました。モーツァルトの教会ソナタが気に入りました。

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そして、映画「カタブイ」。沖縄の著名人たちを取材し、沖縄の人々の死生観のようなものを描いた映画です。

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【3月】

「Sakurazaka asylum」。富士ロックフェスにも出演したという「むぎ」が大人気でした。

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映画は、「彼らが本気で編むときは」。母親が男を作って行方不明になってしまった少女トモ(柿原りんか)は、叔父のトキオ(桐谷健太)を頼って行くと、トキオはトランスジェンダーの女性リンコ(生田斗真)と暮らしていました。とまどいを見せるトモではありましたが、やがて3人の心温まる生活が始まります。
この映画は、トモの姿に何度か泣かされましたが、LGBTや育児放棄といった事にも問題提起をしている映画です。生田さんの化粧した姿の美しいこと(笑)。

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【4月】

「切り絵アート展」へ。

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これほどの作品を作れる精神力、集中力。私にはとうていできないと思います。

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切り絵の第一人者である蒼山日菜さんのトークショー付きで、サインもいただきました。

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【6月】

映画「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」。世界的なチェリストであるヨーヨー・マさんですが、世界の様々な楽器との融合を試みています。「伝統は革新によって守られる」との言葉は深く心に残りました。

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そして、今年二度目の「志の輔らくご」。この日の演目は「ちりとてちん(酢豆腐)」と「宿屋の富」。今回は新作落語ではなく、古典落語でした。
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【7月】

海勢頭豊さんの「まふっくぁコンサート」。反戦平和を訴え続ける海勢頭さんのコンサートは、涙がこぼれるほど感動的でした。

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そして、岩合光昭さんの写真展。サイン会もあったので、時間より早めに家を出ましたが、整理券はずっと前になくなっていました。

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そして、今年一番のイベントと言っていいコトリンゴさんのライブ。東京まで行くことも考えていたのに、まさか沖縄まで来てくださるとは思いもしませんでした。ふわふわとした柔らかいボーカルと卓越したピアノをたっぷり堪能し、サインもいただきました。

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【8月】

「少年少女合唱祭」。県内で活動する合唱団が一堂に会するイベントです。どの合唱団がよかったか、個人的な感想はありますが、ここでは控えたいと思います。

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【9月】

NHKの公開収録「ベストオブクラシック」に行きました。出演は、ソプラノの砂川涼子さんとテノールの与儀巧さんという県出身のお二人。12月1日にテレビで放送があり、私たちがばっちり写っていました。

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映画は「ボブという名の猫~幸せのハイタッチ」を観に行きました。路上生活を送り薬物にも手を出してしまった主人公が、ボブという名の猫との出会いをきっかけに更正する実話を基にしたサクセスストーリー。ボブのかわいらしさに他のお客さんもメロメロでした。

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首里城で行われた「中秋の宴」に行きました。

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この日は、宮城能鳳さんと西江喜春さんという人間国宝が出演され、大盛況でした。演目は「執心鐘入」です。屋外の公演なので、普段は撮れない写真も撮ることができ大変満足です。ちなみに、無料です。

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【10月】

第五期組踊研修生による発表会「執心鐘入」も観に行きました。この日は国立劇場での開催ということもあり、鬼が入り込んだ鐘がつり上げられる仕掛けもありました。その鐘から鬼が顔を出すシーンは、圧巻でした。
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更に、スーパーキッズオーケストラコンサート。名前のとおり、高校生までの子ども達なのですが、その演奏力の高さには舌を巻くものがあります。立ち上がったり、ステップを踏んだり、身体を大きく揺すったり、見せる要素もたくさん含んだ、将来が楽しみな皆さんたちでした。

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【11月】

「影絵の夜」。

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この催しは一度観たことがありますが、今回、ひょんなことからメンバーの方からご案内をいただき、再び訪ねることにしました。小雨が時折降るという悪コンディションで開演も少し遅れたのですが、どうにか開催にこぎつけました。影絵というものには興味がなかったのですが、その奥深さにまた機会があれば訪ねてみたいと思いました。

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そして、今年最後のイベントは「魂の音楽祭~マブイオト」。このコンサートは、世界的なアコーディオニストであるCobaさんが提唱しているもので、毎回素敵なゲストが参加します。今年のゲストはMay Jさん。コンサート後、Cobaさんの新作CDを購入し、今ハマっています。

今年もたくさんの芸術に魅せられ、何度も泣きました。来年はどんな芸術に出会えるのか楽しみです。

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2017年11月19日 (日)

島添大里城趾~影絵の夜

昨日は、3年前に一度観たことがある「影絵の夜」を島添大里城趾に観に行ってきました。実は数日前、ひょんなことからメンバーの方から開催のご案内をいただき、「これは一期一会」と出かけることにしたのです。

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この日の朝の天気予報では、降水確率が60%となっていましたが、どうにか持ちそうな様子。ところが会場駐車場で車を降りる際は、何か嫌な雲行きだったので傘を持参、案の定開演直前に雨が。でもさほど強くもならず、降ったり止んだりの状態でどうにか開演です。今回の舞台は、貝の旅の物語だそうです。

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とっぷりと日が暮れ、真っ暗な中に、影絵が幻想的に浮かび上がります。

時折吹く風がスクリーンを揺らし、影の焦点が合ったり、ずれたり。これは、演じている方々にとってはもしかしたら悩ましい現象なのかも知れませんが、これはこれで自然が引き立てる演出として捕らえていいのではないかと私は思いました。

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また、ときにスクリーンの前での演奏やダンスもあり、なかなか興味深いものがあります。このダンスのシーンでは、このときに霧雨が降ってきて、これもまた自然の粋な演出となった気がします。

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ストーリーとして、少し難解な気もしますが、普段あまり目にすることのない楽器を使っての幻想的な歌と音楽、そして舞踏なども含めた影絵の世界はとても奥が深いと思います。そして、ストーリーは少し難解な方が、観て、感じて、考える、ということにもつながっていくのではないかとも思います。影絵の演出は、スクリーンの裏でどのようにやっているのだろうか、気になって気になって仕方なく、覗きに行きたい衝動をなんとか抑えるのに必死でした。

見終わっての印象は、「プログレッシブロック」。これが内田裕也さんなら「ロックンロール!」と言うのでしょうか? 「朗読」の舞台に接したときにもそう思ったのですが、ほぼ同じ印象です。いろいろな要素を詰め込んで、ちょっと難解で進歩的、前衛的(プログレッシブ)な舞台。二回観ただけでは簡単に語れないと思います。最近、やっと組踊がおもしろいと思い始めたばかりだというのに、またやっかいなものを知ってしまった気がします(笑)。

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今回ご案内をいただいた、影絵のOさんと。今回はほんの立話程度でしたが、今後ゆっくりと影絵のことなどを聴かせていただけたら嬉しいです。

後日、この日のあらすじを見つけましたので、記しておきます。

~「貝との約束」~

この世には3000年に一度、ある不思議な木に実る果実がある。
その果実が実る時、この世が一変するとの言い伝えがある。
そのことを知る者たちはあらゆる手段でその時を迎える準備を行っていたが、その度に誤解を生み、恐れられ、嫌われる存在となってしまった。
それでも彼らは、転々と渡りゆき、次の果実が実る場所と時間を正確に把握しながら今も淡々と生きているという。 彼らが最も大切にしている二つの貝。
内海に生きるスイジガイ。外海に生きるゴホウラガイ。
スイジガイは6本の角があり、果実が実る時を正確に刻んでいる時計がわりの貝。
ゴホウラガイは海を渡り世界各地を巡るための乗り物代わりの貝。 豊かに笑って生きること。

それが、古の時代に彼らが貝と交わした約束。

実がなる時間と場所を、時空を超えて探している大男がいる。
その大男は、現在・過去・未来の空間を自由自在に移動しながら3000年の節目の場所と時間を探している。

西暦2017年11月18日はスイジガイが刻んでいる3000年の節目、果実が実る日。
岩が割れ、砕けて砂になり、砂の川となって流れはじめる。
その砂は、砂の木となり果実を実らせた。
そして果実が実るとあっという間に水の中に消えていった。
果実が実った今この瞬間に、私たちは貝と約束した世を再び生き始める。

壮大で深淵なストーリーです。これぞ、プログレの精神世界でしょうか?

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2017年11月 4日 (土)

運命図書館に行ってきました

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前日とうって変わって小雨がぱらつき、気温も前日比-3℃といういい加減半袖では少し肌寒い11月4日、名護市宮里にある「BOOK CAFE AETHER(あいてーる)」に行ってきました。

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「あいてーる」さんは、古民家を改装して今年7月7日にオープンしたばかりのお店で、別名「運命図書館」とも言うそうです。それは、たまたま手に取った一冊が、運命を切り開くかも、という発想からきているのだとか。

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外観は、普通の古民家ですが、中に入ってびっくり。

入口を入ってすぐの一番座、二番座は「和」の(というよりも「琉」の、という方が適切でしょうか?)雰囲気を残してはいるものの、

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一番座の床の間も、二番座の仏壇も、全部書棚です。

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そして、奥のテーブル席は一転、おしゃれなこと。店内のBGMはジャズです。

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お食事のメニューは、「島カレー」「小腹セット」「ホットサンド」のみですが、

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添加物を含まない身体にやさしい調味料を使用し、

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コーヒー豆やローストにもこだわりを持った、いずれもおいしいものでした。

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私たちは「島カレー」(800円)に飲み物とラスクを注文しました。カレーは、男の私には量は少なめですが、丁寧に作られた感があり、とても好感が持てました。また、飲み物に添付されている砂糖は有機のものでした。コーヒーは、職場では比較的上等なものを作ってもらっているにもかかわらず、豆が変わったことにすら気づかない鈍感な私ですが、こちらのコーヒーを飲んでの第一声は「あっ、おいしい!」でした。

私がこのお店で特に共感したのはこの制度です。

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それが、「恩送りカード」です。それって一体何?と思ってよく読んでみると「まだ見ぬ友へ コーヒーを一杯おくりませんか?」ということで、

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例えばこの方のように「猫大好きな方へ」コーヒー一杯ごちそうする、と書くと、それに該当する方が名乗り出れば500円以内の飲み物をごちそうになる権利があるというものです。そして、ごちそうしてくれた方へメッセージを書き(このカードはごちそうしてくれた方へ送られるのだそうです)、ごちそうになった方はまた別の方へと恩送りカード(500円)を購入すれば新たなコミュニケーションが生まれる、というものなのです。今回これらには参加しませんでしたが、とても興味があります。この日に見た中では、「○○県出身の人」「○○が好きな人」など、同郷の人や共通の趣味などがある人にごちそうしたい、というケースが多いようでした。

今、とても世知辛い世の中で人間関係は希薄になり、些細なことで他人の命を奪うことが平気で行われています。そして、世界に目を向ければ、「核武装こそ我が身を守る唯一の道」だと軍事挑発を繰り返す国、そして異なる宗教観や思想を持つ人間を攻撃することになんのためらいも持たない連中が世界を困惑させています。

そんな世の中だからこそ、自分自身だけでなく、人と人とのつながりも大事にしていくべきなのではないかと思います。

ちなみに、店名の「あいてーる」とは「お店が開いてる」の意味のオヤジギャグに近いものかと思いましたが、帰宅して調べてみると「アイテール(=エーテル)は、古代ギリシャにおける輝く空気の上層を表す言葉。中世のキリスト教的宇宙観においても天界を構成する物質とされた」(Wikipediaより抜粋)と書かれており、まったく理解できないのですが、そうした崇高な言葉であるらしい、ということだけはどうにか理解できたところです。お店が7月7日の七夕の日にオープンしたことも何か関係があるのでしょうか。

「あいてーる」さんは、仲間と、見ず知らずの人と、そして自分と対話することによって生まれる新たなコミュニケーションを大切にして行きたいのだそうです。今回、お店の雰囲気や味も含めたメニュー、運営方針などにとても好感と興味を持ったので、近々また機会を見つけて訪れたいと思います。

今日は、いくつかのプランがあった中からこのお店に行くことになりました。この選択も『運命』でしょうか。

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2017年10月22日 (日)

「執心鐘入」を観てきました

10月19日は、国立劇場おきなわに組踊「執心鐘入」を観に行きました。この日は、第五期組踊研修生の第一回発表会です。

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「執心鐘入」は先日の首里城中秋の宴でも演目になった玉城朝薫の人気の作品です。

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あらすじは、夜道に迷って宿を借りにきた若い男性に宿の女性が一方的に想いを寄せますが、男はこれを断り近くの寺に逃げ込みます。(写真はいずれも首里城中秋の宴より。)

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男を追ってきた女は、叶わぬ想いから鬼へと変身し、寺の僧侶たちとの息詰まる攻防が繰り広げられるのです。

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首里城中秋の宴では屋外であることもあって大がかりな仕掛けはありませんでしたが、国立劇場では鬼が入り込んだ鐘がつり上げられ、鐘の下から鬼が顔を出すという演出がありました。前列の席で小さな子どもが鑑賞していましたが、この子にとってはとても恐い光景だったと思います。しかし、大人になると鬼の形相よりも、女の執念の方が恐ろしいと思う今日この頃(笑)。

研修生の待遇はかなり厳しいようですが、伝統文化の継承・発展のため頑張っていただきたいと思います。(お前なんかに言われんでも頑張ってる!との声が聞こえてきそうですが・・・)

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2017年10月 1日 (日)

首里城公園中秋の宴

9月30日は、首里城公園に「中秋の宴」なる催しを観に行きました。

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このイベントは、9月30日と10月1日の2日間開催されますが、30日は土曜日であることや、人間国宝のおふたりが共演されることからこの日を選びました。

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普段、なかなか訪れることのない首里城。様々なイベントが開催されていることも知ってはいましたが、足を運ぶのは今回が初めてです。

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夕暮れ時の18:30から、きれいに晴れた空の下、宴が始まります。月がきれいに見えています。舞台向かって左側の最前列の席をゲットしました。

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厳かな雰囲気の中開演、

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まずはめでたい宴の席で最初に披露されることの多い「かぎやで風」、

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続けて「女こてい節」

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「ぜい」の琉球舞踊が披露されます。

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その後、人間国宝の西江喜春さんの演奏が披露されますが、私の席からは伴奏の方の姿と重なってしまい、見えませんでした。

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19時も過ぎ、だいぶ暗くなってきました。月がきれいです。

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そしていよいよ、西江さんともう一人の人間国宝である宮城能鳳さんの共演。舞を披露するのが宮城さん、3人並んだその中央が地謡の西江さん。この日最大の見せ場です。

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演目は「天川(あまかー)」です。

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普段、演目中の写真など撮れないのですから、この日はまさしく絶好のチャンスです。すり足の音までもが聞こえる距離、その美しい舞を十分堪能することができました。

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そして宴はいよいよ佳境に入り、組踊「執心鐘入」へ。歌も語りもすべて沖縄の方言ですから、ステージ下に標準語と英語の字幕が出ます。これで、方言がわからない人もより深く理解ができます。

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「執心鐘入」は組踊の創始者、玉城朝薫五番の一つで人気の高い演目です。

あらすじは、「中城若松という美少年が、首里王府へ奉公に行く途中、ある一軒家に一夜の宿をお願いします。宿の女は、親が留守だからと断りますが、男が若松だと知ると、態度を一変させて宿を貸します。女は、若松に言い寄りますが、若松は断ります。若松はいたたまれなくなり、末吉の寺に駆け込み救いを求めます。女は、必死になって若松を追い、寺へとやって来ます。しかし若松が見つからないため、とうとう鬼女へと変身し…。」(国立劇場おきなわHPの解説から)

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これは、追ってきた女が鬼の形相へと変身する場面。花笠で顔を隠し、その裏でメイクをするのですね。大変な作業です。

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そしていよいよ本物の鬼へと変身、お寺の僧侶は必死に念仏を唱え、鬼を退散させます。一方的に想いを寄せて、その想いがかなわぬものと知ったとき、その相手と一緒に死のうだなんて、女の情念、恐いですね(笑)。←幸か不幸か私は未経験(笑)。

本当にあっという間の50分間、見応えのある舞台でした。

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この日のラストを飾るのは琉球舞踊「醜童」(しゅんどう)。序盤は二人組の美しい舞が披露されますが、後に面をつけた二人が加わり、そのコミカルな舞に会場から笑いがおきました。コミカルな舞いというと、素人目には簡単に見えるのですが、コミックバンドがまともな曲をやったら意外と上手なように、あるいは、いつも凶器ばかりを使うタイガージェットシンが普通にプロレスをやらせたら意外と強いように(例えとして適切でしょうか?)、基本というものがしっかり身に付いていないとできないことなのかも知れません。

こうして、2時間半にも及んだ宴は幕を閉じました。

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美しくライトアップされた首里城周辺を散策しながら帰路につきました。

2年ほど前までは、テレビで組踊の特別番組が始まるとチャンネルを変えていた私ですが、好き嫌いの好みの感情なんてわからないものですね。

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2017年8月12日 (土)

少年少女合唱祭

8月6日、うるま市民芸術劇場で「第42回少年少女合唱祭」が行われ、足を運びました。沖縄県少年少女合唱連盟に加盟する13の合唱団が一堂に揃うイベントです。

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第一部は、この日参加している11の合唱団全員による「たいようのサンバ」。明るくはずむような、そしてちょっと郷愁を誘うメロディと美しいコーラスが印象的な曲です。

合同演奏が終わると、各合唱団がそれぞれに発表を行います。

印象に残った曲をあげると

・みやこ少年少女合唱団(低学年の部):「みやこ守君」

奇しくも、前日8月5日は「みやこ守君」の誕生日でした。

・沖縄市ジュニア合唱団:「365日の紙飛行機」

・うるま市少年少女合唱団:チムチムチェリー

・浦添少年少女合唱団:WITH YOU SMILE

過去に2回私を泣かせたこの合唱団を特に注目していました。

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これは、昨年10月、たまたま浦添市中央公民館で彼女達と居合わせた際、私たちに隣のトトロの「さんぽ」をプレゼントしてくれたときの写真です。つい、ホロリとしてしまいました。

・北谷少年少女合唱団「夢」:COSMOS

・那覇シティ・ミューゼ少年少女合唱団:茶摘

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第二部は、

・みやこ少年少女合唱団(高学年の部):合唱組曲“海のまほろば”より

・那覇少年少女合唱団:翼をください

・栄光メイツ合唱団:ハレルヤコーラス

・金武町少年少女合唱団:つばめのように

・首里少年少女合唱団:いのちのリレー

・沖縄・名護ジュニアコーラス:だんじゅかりゆし

この合唱団は、今月末に開催される「軽井沢国際合唱フェスティバル子どもユースの部」に、出場枠4団体の中で唯一日本から選ばれたのだそうです。メンバーの多さにまずは圧倒されました。

各合唱団の出演が終わったのち、エンディングに再度合同演奏があり、「たとえば、空」などが披露されました。たとえば、空は初めて聴く曲でしたが、ゆったりとして美しいメロディが印象的でした。

どの合唱団も甲乙付けがたい美しいコーラスを聴かせてくれ、汚れきった私などがコメントする資格などもないのですが、とにかく、感動しっぱなしの合唱祭でした。ただ、「少年少女」とは言っても少年がいなかったり、団員が少なかったりとそれぞれ課題もあるようです。それはともかくとして、今後も美しいコーラスで私たちに感動を届けてほしいものですね。合唱団のみなさん、そして先生方、感動をありがとうございました。みなさんの活躍を心から祈っています。

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2017年7月23日 (日)

岩合光昭写真展

昨日(7月22日)は、浦添市美術館に岩合光昭写真展を観に行きました。

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この日を選んだのは、岩合さんのギャラリートークとサイン会があるため。

トークショー&サイン会は、11時~と2時~の2回。11時は都合が悪いので、では2時に間に合うようにと、早めの12時半頃家を出ました。

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美術館に着くと、グッズ売り場がごった返しています。

係の人に尋ねると、サイン会の整理券配布はすでに終了したとのこと。ギャラリートークも、30分も前だというのにすごい人だかりができてしまい、他のお客さんのためにスペースを空けてほしいと要請する事態に。岩合さんの人気を甘く見ていました。片岡鶴太郎さんのサイン会でもこれほどの事態にはならなかったと記憶していますが。美術館に勤務している知人に聞くと、午前中は外まで人があふれ、入場制限もあったとのことでした。

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あまり鮮明に作品を掲載してしまうといろいろと問題もあるかも知れませんのでチラシだけにしておきますが、見学をされている人たちの目尻が下がりっぱなしだったのが印象的でした。

あとから聞いた話ですが、午前中のサイン会であまりにも長い行列ができてしまい、会場の外にはみ出してしまった人たちからは暑い中外に並ばされたことに対して不満も出たようです。そんなとき、拡声器を持って現れた男性が「みんないい子だね~」と声をかけたそうで、実はそれが岩合さんだったので、イライラも吹き飛んでしまったのだとか。

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2017年6月 5日 (月)

今年2度めの志の輔らくご

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6月3日は、今年2回目の志の輔落語がありました。志の輔師匠の大ファンである私は、発売開始初日にネットで購入、2列目の真ん中あたりをゲットしました。

この日の一席目は「ちりとてちん(酢豆腐)」。

ある家の主が、予定していた会合が中止になってしまったものの頼んでいた食事が届けられてしまいどうするべきか困っていたので、知り合いを呼んでごちそうすることにした。「豆腐もあっただろう、持って来なさい」と持って来させるものの数日間常温で置いていたためにすでに食べられないシロモノに。しかしこのまま捨てるのももったいないと、これに細工をして近所の知ったかぶりで嫌みな男を招き、「台湾みやげでもらった“ちりとてちん”という食べ物なんだが食べ方もよくわからないし口に合わないので食べてくれ」と勧める。男は、「ああ、ちりとてちんね。よく知ってますよ。台湾に行っていたときはこれで一杯やっていた」と知ったかぶりをはじめ、主にのせられてとうとう口に・・・。という噺。

休憩を挟んで二席目が始まるとき、出囃子が流れて幕が開くと、一人の三線奏者が。そして、そのまま歌い出すではないですか。帰り道、「あの人の歌よかったね。おもしろい歌だったね」などと言っていたのですが、どうやらその方は沖縄では有名な歌者、よなは徹さんだったようなのです。

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私たちが知っているよなは徹さんはこういう風貌だったのですが、

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この日のよなはさんは、これに近い出で立ちだったので、全く気づかなかったのです。この日披露されたのは2曲、「職業口説(しょくぎょうくどぅち)」と「卵毛売小売女(くうがんもーうぃぐゎーうやー)」。どちらも明るいメロディの楽しい曲でした。どうりで出囃子が沖縄の曲だね~などと思っていたのです。

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さて師匠の二席めは「宿屋の富」。

とある流行っていない宿屋を訪ねてきた男は、入ってくるなり「千両箱の使い道に困って漬物石に使っている」などと物凄い事を物凄い勢いで吹きまくる。ここの主人も人のいいもので、男の話をすっかり信用して、宿屋の副業として取り扱っている富くじの売れ残った最後の一枚を買ってくれるよう頼み込んだ。

値は一枚一分で、二番富でも五百両。一番富なら何と千両。「金が邪魔でしょうがない」と言うのを無理に拝み倒し、何とか札を買ってもらう。その上、『当たったら半分もらう』という約束まで取り付けてしまった。男は一人になると、「なけなしの一分を取られた」とブツブツ。挙句に「贅沢をするだけして逃げちゃおう」と開き直る。翌日、男は散歩〔二万両ほどの金の取引〕に出ると言って宿屋を飛び出した。やってきたのは湯島天神。たった今、富の抽選が終わったばかりだ。(Wikipediaより)

一席目のマクラでは、前日の宮古島での落語会は大盛況で手厚い歓迎を受けて感激したこと、ゆし豆腐を初めて食べて感激し、前年で沖縄での落語会を終わりにしなくてよかったと思ったこと、を話されていました。

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そして、二席目が終わったあとに、「メンソーレという男が落語のまねごとをしているので、もしよかったら応援してやってください」と、廃業してしまった元・弟子の北山亭メンソーレさんにエールを贈られたのでした。そこには、いくら元弟子と言っても、廃業してしまった人間がやっていることを「落語」とは認めないという厳しさの中に、師匠としての暖かい想いが伝わってきて、何か嬉しくなったのでした。

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