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2017年10月 1日 (日)

首里城公園中秋の宴

9月30日は、首里城公園に「中秋の宴」なる催しを観に行きました。

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このイベントは、9月30日と10月1日の2日間開催されますが、30日は土曜日であることや、人間国宝のおふたりが共演されることからこの日を選びました。

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普段、なかなか訪れることのない首里城。様々なイベントが開催されていることも知ってはいましたが、足を運ぶのは今回が初めてです。

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夕暮れ時の18:30から、きれいに晴れた空の下、宴が始まります。月がきれいに見えています。舞台向かって左側の最前列の席をゲットしました。

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厳かな雰囲気の中開演、

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まずはめでたい宴の席で最初に披露されることの多い「かぎやで風」、

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続けて「女こてい節」

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「ぜい」の琉球舞踊が披露されます。

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その後、人間国宝の西江喜春さんの演奏が披露されますが、私の席からは伴奏の方の姿と重なってしまい、見えませんでした。

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19時も過ぎ、だいぶ暗くなってきました。月がきれいです。

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そしていよいよ、西江さんともう一人の人間国宝である宮城能鳳さんの共演。舞を披露するのが宮城さん、3人並んだその中央が地謡の西江さん。この日最大の見せ場です。

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演目は「天川(あまかー)」です。

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普段、演目中の写真など撮れないのですから、この日はまさしく絶好のチャンスです。すり足の音までもが聞こえる距離、その美しい舞を十分堪能することができました。

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そして宴はいよいよ佳境に入り、組踊「執心鐘入」へ。歌も語りもすべて沖縄の方言ですから、ステージ下に標準語と英語の字幕が出ます。これで、方言がわからない人もより深く理解ができます。

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「執心鐘入」は組踊の創始者、玉城朝薫五番の一つで人気の高い演目です。

あらすじは、「中城若松という美少年が、首里王府へ奉公に行く途中、ある一軒家に一夜の宿をお願いします。宿の女は、親が留守だからと断りますが、男が若松だと知ると、態度を一変させて宿を貸します。女は、若松に言い寄りますが、若松は断ります。若松はいたたまれなくなり、末吉の寺に駆け込み救いを求めます。女は、必死になって若松を追い、寺へとやって来ます。しかし若松が見つからないため、とうとう鬼女へと変身し…。」(国立劇場おきなわHPの解説から)

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これは、追ってきた女が鬼の形相へと変身する場面。花笠で顔を隠し、その裏でメイクをするのですね。大変な作業です。

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そしていよいよ本物の鬼へと変身、お寺の僧侶は必死に念仏を唱え、鬼を退散させます。一方的に想いを寄せて、その想いがかなわぬものと知ったとき、その相手と一緒に死のうだなんて、女の情念、恐いですね(笑)。←幸か不幸か私は未経験(笑)。

本当にあっという間の50分間、見応えのある舞台でした。

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この日のラストを飾るのは琉球舞踊「醜童」(しゅんどう)。序盤は二人組の美しい舞が披露されますが、後に面をつけた二人が加わり、そのコミカルな舞に会場から笑いがおきました。コミカルな舞いというと、素人目には簡単に見えるのですが、コミックバンドがまともな曲をやったら意外と上手なように、あるいは、いつも凶器ばかりを使うタイガージェットシンが普通にプロレスをやらせたら意外と強いように(例えとして適切でしょうか?)、基本というものがしっかり身に付いていないとできないことなのかも知れません。

こうして、2時間半にも及んだ宴は幕を閉じました。

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美しくライトアップされた首里城周辺を散策しながら帰路につきました。

2年ほど前までは、テレビで組踊の特別番組が始まるとチャンネルを変えていた私ですが、好き嫌いの好みの感情なんてわからないものですね。

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