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2017年7月 1日 (土)

2016年を彩ったアルバムたち

2016年は激動の一年でした。そんな2016年もいろいろと素敵なアルバムに出会いました。

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まずは、「世界の車窓から」のテーマ曲を演奏されている溝口肇さんの「New best selection」。昨年の京都旅行で平安神宮のコンサートに行き、その日の出演者が溝口肇さんだったのです。

このアルバムはベストセレクションだけあって、いい曲が目白押し。しばらくは聞き惚れました。⑤の“SAKURA DAYS”と⑩の“Spring Rose”はゆったりとして比類なき美しさの曲。⑬の“Eternal Wind”は広大な草原をゆったりとした風が舞うような、本当に気持ちのいい曲です。そして、ラストの⑭“Espace”はそれまでのポピュラー風の雰囲気を排除し、チェロ一本で重厚な雰囲気を醸しだします。

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次は、SPIZの「醒めない」。これは、夏を彩ってくれたアルバムです。

東京に住む私の母は認知症を患っていて、2週間ほどの日程で介護のために上京しました。認知症だとわかっていながら、繰り返される同じ会話に疲れ、精も根も尽き果てて帰りの飛行機に乗ったとき、機内オーディオでスピッツの特集をやっていました。「ロビンソン」に疲れた心を鷲づかみにされて涙を流し、このアルバムを購入したのです。スピッツのベストアルバム以外を購入するのは初めてでしたが、絶品メロディのオンパレードで、これはベストアルバムか?と思えるほど完成度の高いアルバムだと思っています。

①の“醒めない”はアルバムのオープニングを飾るにふさわしい軽快なロック。②の“みなと”④の“コメット”⑪“ヒビスクス”などなど、どれもスピッツらしいメロディアスな曲です。ちなみに、ヒビスクスとは、ハイビスカスのことで、詩の内容からこれは沖縄戦(または反戦平和)のことを歌ったものではないかと思っていたのですが、マサムネさんにはそんな意識はなかったそうです(笑)。でも、そう受け止めるのであればそう思ってもらってもいいと、雑誌のインタビューで答えていました。

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そして、我が沖縄から。マルチーズロックの「ダウンタウンパレード」。秋を彩ってくれました。

自分の中では、「マルチーズ=ダーク」というイメージが固まりすぎていて、なかなか購入できなかったのですが、ライブを観て一気に購入を決めました。

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高い音楽性と、もりとさん(前列中央)の深淵な詩&しわがれただみ声、馬頭琴という珍しい楽器が編成に加わっていることも大きな魅力。②の“維新伝心”(「以心伝心」ではない)の強烈な言葉が並ぶ激しいロック、⑦のミステリアスな雰囲気を醸し出す“モンキーレストラン”、⑨の“ダウンタウンパレード”は、戦争当時のひめゆり学徒隊の少女たちの行進をテーマに「少女達の涙を忘れないように」「悲しみの行進はもう決して繰り返さない」と切々と歌う壮大な曲です。

あまりにいろいろなことがあった2016年、これらのアルバムがあったからこそ乗り切れた気がします(大げさか・・・)。

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