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2016年9月

2016年9月26日 (月)

金澤翔子の世界展

 

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先日、浦添市美術館に金澤翔子さんの個展を見に行きました。金澤翔子さんは言わずと知れた「ダウン症の女流書家」で、3日は、翔子さんの席上揮毫(きごう:毛筆で字や絵を書くこと)とお母さんである泰子さんの公演会、4日は翔子さんのサイン会が開かれました。

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席上揮毫の冒頭、拍手に迎えられて黒い衣装で登場した翔子さん。一礼し正座をすると静かに手を合わせ、筆を執ります。会場は静まりかえり、緊張感が漂います。

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書き上げた書は「共に生きる」。力強い字です。翔子さんの展示会では感動のあまり涙を流す人もいるとか。でも、翔子さんの先生であり同じ書家でもある母の泰子さんの作品は褒めてくれる人はいても泣いてくれる人はいないのだとこぼしていらっしゃいました。
 その後泰子さんの講演会。40歳を過ぎて初めて子供を授かった喜び、出産を控えて「ダウン症で歩けないかも知れない」と医師から告げられたときの絶望感、子育ての葛藤などをときにユーモアを交えてお話しをされました。
泰子さんのそのときのお話しや、翔子さんの作品に添えられたコメントで特に心に残ったものをいくつか紹介します。
・野外での催しのとき、犬を連れた人がいて、翔子さんがその犬に名刺を差し出した。周囲は爆笑であったが、翔子さんにとっては犬も何も関係なく皆平等なのだと。自分も「人間は平等」などと言ってきたが、翔子さんの姿を見ると、自分の発言が軽く感じられてしまうのだとか。

・ある朝、雨が降っているので「今日は天気が悪いね」と言うと、「どうして天気が悪いの?」と聞く。「雨が降っているから、そういう日は天気が悪いって言うのよ」「雨が悪いことしたの? 雨が降ったらお庭のお花たちもよろこんでいるよ」。

確かに、雨降りが続くのは憂鬱で嫌かも知れないし、時に大きな災害ももたらしますが、逆に雨が降らなければ「干ばつ」と言って大きな被害をもたらす。雨で運動会が中止にならないかな~と思っている子供達にとってはたまらない恵みの雨に違いないのです。

また、翔子さんはある人を好きになって結婚したいと思えば、相手もそう思っているに違いないと考えているようです。なので、小池徹平さんやマイケルジャクソンとも彼女は結婚したのです。翔子さんの恋はいつもハッピーエンドなのだそうです。思い通りにいかない恋に嘆き悲しむ人が多いなか、このちょっと強引とも思える前向きな考えはどうでしょう。
 

 泰子さんの講演が終わったとたん、舞台袖から翔子さんがマイケルジャクソンばりのムーンウォークで登場。そして会場に流れるBeat itに合わせてダンスを披露してくれました。予想もしなかった出来事に会場は騒然となりました。
講演会が終わって、明日のサイン会の予定を聞くために会場へ行ってみると人だかりが。見ると、翔子さんがサイン会をやっているではないですか。明日ではないのですか?と係の人に尋ねると、今日はご本人の好意でやっています、とのこと。こんなところにも、「人が喜んでくれることが自分の喜び」という翔子さんの優しい気持ちが表れています。

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前日とこの日の午前のサイン会では、サインをした後に記念撮影に応じていたのですが、それでは時間がかかりすぎるので、サイン中に私たちが後ろへ行って記念撮影する方式に変わりました。午前中までは元気はつらつな様子でしたが、午後は笑顔も少なくさすがにお疲れの様子。でも、カメラマンさん、翔子さんがちょっと前を向いた瞬間を逃さずに撮ってくださいました。
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これが、翔子さんのサインです。

これほどの実力と知名度を持ち合わせていながら今も「ダウン症の~」という言葉がつきます。そんなこと言わなくたってわかるよ、もうそんな言い方しなくてもいいんじゃないの?と思うこともありますが、これは、ダウン症への理解を深め、差別をなくしてほしいという泰子さんの思いがあるのかな、と思いました。書や様々なコメントにも触れ、名言を集めた本を読んでいるような、前向きな気持ちになれました。自分の身の回のいくつもの難儀な出来事、そんなものはどうでもいいことでしょ、と思います。

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2016年9月25日 (日)

富士山の旅~湧水散策

先日の富士山の旅では、富士山を見て五合目まで行くこと以外にも、近隣の湧水を訪ねるのも大きな目的でした。

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最初に訪れたのは、静岡県の柿田川湧水。JR三島駅から車で5分ほどです。

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第一展望台から、ぼこぼこと湧き出す水を眺め、

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そばにいた柿田川みどりのトラスト理事長、下川原さんから柿田川湧水の仕組み、ヘドロの川だった柿田川から汚染源となっていた企業を追い出し、美しい環境を取り戻すために奮闘してきた歴史など貴重なお話を聞くことができました。

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吸い込まれそうな美しく青い水に癒されていると、あっという間に2時間ほど経ってしまいました。

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柿田川の水を使って作ったお豆腐が原料となっているアイスクリームで一息いれます。

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おとなしくてきれいな猫にも会いました。

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翌日は、山梨県の山中湖近くにある忍野八海へ行きました。

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「富士山の雪どけ水」が豪快に湧き出ていました。

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そしてその目の前にある「湧池」。名水百選にも選ばれているのだそうです。

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有料エリア内にある「底抜(そこなし)池」。この池の透明度には驚くばかり。

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「お釜池」は本当にちっちゃくてかわいらしいのですが、こちらもものすごい透明度。

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ここから湧き出た水が流れていく水路に、バイカモと呼ばれる美しい花が咲いていました。

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ぶどうや、湧き水豆腐なども楽しみました。

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条件が良ければこの水車の向こうに富士山が見えるそうですが、あいにく雲がかってしまい、ここからの富士山は眺めることができませんでした。また次の機会に楽しみはとっておこうと思います。






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2016年9月19日 (月)

富士山の旅

9月9日~11日まで富士山周辺の観光に行ってきました。

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9日は、朝イチのANAで上京します。出発直前の那覇空港、突然の大雨です。地上で作業している方は大変だろうな~と思います。

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私は富士山近辺に行くのは30数年ぶり、とぅじさんは初めて。きれいな富士山を間近で見たことはないのです。

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羽田~品川~三島と行き、三島からはレンタカーで河口湖まで来ました。この日、天気そのものは普通に晴れていたのですが、富士山には厚い雲がかかっていて見えませんでした。そもそもが、どのあたりにどれくらいの大きさで見えるのかすらわかっていなかった残念な私たちなのです。

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10日は朝から晴れ。明け方は低い雲がかかっていましたが、日が昇るにつれ雲が取れてきました。泊まったホテルからは富士山が見えないようなので、富士山が見えるというホテル前までちょっと出かけてみます。すると・・・。

見えました。それも、想像よりもはるかに高い位置に。もう、テンションアゲアゲ状態です。

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まずは、ホテルすぐ隣にあるカチカチ山展望台へ昇ることにます。

駅に着くと・・・ん?「湖」の字が違うのでは・・・? まあいいか。

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見えました。雲が腹巻き状態ではありますが、頂上がしっかり見えています。

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私も厳密に言えば初めてではないのですが、初心者みたいなものなので、心の中では大喜びです。

そして、雲が少しかかり始めたために、ここを降りてじゃあ、今度は五合目まで登りましょう、ということにしました。しかし、富士スバルラインゲートで配られたものは。

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五合目は駐車場混雑のため3時間待ちとのこと。なんでも、お昼を向こうで食べようと、その時間に合わせてくる人が多いのだそうです。なのでまずは忍野八海へ先に行くことにして、五合目はその後再アタックしました。

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まずは二合目あたりで休憩。すると、上から下ってきた方々が上を見上げて歓声を上げているので見てみると。

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頂上が見えています。これは急がねば。

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そして、五合目までもうすぐ、御庭入口駐車場まで来たときのこと。Img_0008

岩肌まではっきりと見えました。

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こんなにきれいに山頂が見えたならもういいか、と思ったりもするのですが、ここで引き返すという選択肢はありません。

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五合目まで来ると、雲がかかったり取れたり。

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レストランで、80年前のお水をいただき、名水コーヒーやかき氷で一息ついたらもうそろそろ下りなければいけない時間となったので下りることにします。

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五合目と書かれたプレートに、気温11℃と書かれていますが本当でしょうか。

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下りで先ほど山頂がきれいに見えたあたりにさしかかると、とぅじさんから、「山頂と月が一緒に見える」との声が。車を降りて見てみると、おお~、山頂と半月(?)が。これはこれは最後にまた素敵な景色をありがとうございます。

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翌11日は早くも帰沖の日。帰りのANA1097便は40分遅れ。でも私たちはラウンジでくつろいでいたので気になりませんでした。

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この日の夕食は、ヨシカミさんのカツサンドでした。

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2016年9月18日 (日)

結婚記念日~ブリーズベイレイクリゾート河口湖

9月10日は、結婚記念日でした。

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実は前日から小旅行の最中で、前日と当日は山梨県の「ブリーズベイレイクリゾート河口湖」に宿泊していたのです。部屋はトリプルでとても広く快適でした。

当日朝の朝食時に、理由を言って席の配置の希望を伝えました。

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富士山観光を終え、18:30からしゃぶしゃぶの夕飯です。右奥のお肉は和牛だそうで、左は豚肉。豚はお代わりができます。席は一番奥の窓際を用意してくださいました。

海老フライやチキンからあげ、肉団子、ローストポーク、サラダなどは、バイキングで好きなだけ食べることができます。

ビールも注いでさあ、そろそろ始めるか・・・と思ったところ。

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阪神タイガースの岩田投手に似たレストランのスタッフの方が、フルーツの盛り合わせと、勝沼ワインのプレゼントを届けてくださったのです。スタッフの方々から「おめでとうございます」の言葉をいただき、更にキッチン担当の方からも「字の書き方ももう少し工夫しようとしたのだけれど、間に合わなくて・・・」と祝福とお詫びのお言葉。いえいえそんな、私たちを祝っていただけたこと、そのお気持ちがとても嬉しいのです。

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予想もしなかった出来事に、嬉しくて涙が出そうになりました。

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しかし、とぅじさんはそんなにお酒が強いわけではないので、2人でワイン1本は多いかも・・・と思い、お隣さんにもお裾分けをしました。

やがて、遠く離れた席の外国人と思われる団体から「ハッピーバースディトゥユー」の歌が流れてきて、レストラン全体が祝福ムードに包まれ、自分たちのこともあって本当にうれしくなりました。

食事を終え部屋に戻ろうとしたとき、ワインをお裾分けしたお隣さんから、またお礼を言われたので、「失礼ですが、関東北部の方ですか?」と聞くと、「栃木です」。ぶっ飛びました。茨城と栃木の違いを聞き分けるほどの能力はありませんが、奥様(?)のアクセントが宇都宮にいた従兄弟に似ていたのです。

うれしいプレゼントと、お隣さんとのわずかですがふれあいもあり、本当に素敵な夜でした。

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ちなみに、これは初日の夕食。和懐石の二段の重箱と、ほうとうのお鍋。後から、串盛りが追加で出てきました。お酒も90分飲み放題です。

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食事の質・量ともに大満足でした。

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これは朝食です。「そこらへんのビジネスホテル並み」と口コミでいい評価をしていない人も中にはいるようですが、私たちは和・洋ともに充実していると思いました。朝から麺類を食べる習慣もあまりないのですが、焼きそばも好きなので喜んで食べました。

レストランには2名の外国人スタッフがいましたが、どちらも日本語は堪能で、コミュニケーションでつまづくことなどありませんでした。むしろ、おかしな日本語を話す日本人よりずっといいかも(笑)。

私たちの旅行は、宿ではずれたことはなく、今回も同様でした。当初、部屋から富士山を望めるホテルを希望していましたが、富士山は見えなくともそれを補ってあまりあるホテルでした。

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