京都・湧水と桜をめぐる旅(平安神宮の桜編)
4月8~10日、京都に行って来ました。
ANAのマイルが貯まり、ローシーズンであれば関西以西に往復できることになり、行き先を検討していました。数年前から候補に挙がっていながら未だ実現していない熊本の湧水めぐり、佐賀の呼子でイカを味わう、しまなみ海道・・・と行きたいところはたくさんあったのですが、なんと、後出しじゃんけんで京都の桜に決まりました。沖縄で生まれ育ったとぅじさんは、数年前に福島のあぶくま洞で一本だけ残っていた桜を見たことがあるだけで、ちゃんと桜の花びらが舞うところを見たことがないので、人事異動の罠にはまる危険を冒しつつ予約をしました。
11時すぎに関西空港に着き、昼食をはさんで南海電車の急行と地下鉄御堂筋線、京阪電車特急を乗り継ぎ、三条に着いたのは14:30頃。
鴨川沿いでは、のんびりと川を眺めている人多数。川が多少濁っていて、水量も多いので、前日は雨だったのかも知れません。
駅から1km弱の和風旅館、日昇別荘に着いたら、チェックインは16時からということで、荷物を預けて散策に出かけます。
歩いていると、高瀬川沿いに、我が家がいつも愛飲している小川コーヒーさんがあり、そこで一休みすることにしました。お店の方と桜談義などをして少し疲れも癒やされたあと、再び鴨川沿いを二条方面へ行き、その後本能寺へ。
川面に浮かぶ桜の花びらがまた美しい。再び宿に戻りくつろいでいると、とぅじさんから「平安神宮で桜のライトアップと、「世界の車窓から」のテーマ曲の演奏者であるチェリストの溝口肇さんのコンサートがある」との情報が。世界の車窓からのテーマ曲、知ってはいますが、この曲がチェロの曲であるとか、どなたの演奏か、などということについて考えたことはありませんでした。開演まではあと1時間ちょっと。チケットがあるのかどうかわからないけど、とりあえず行ってみよう、ということで慌てて出かけました。
コンサートの名前は「平安神宮 紅しだれコンサート2016」。前日7日は尺八とマリンバのジョイント、9日はウクレレ、10日は古箏のコンサートで、8日はチェロ。チェロを習っていたとぅじさん、開演1時間と少し前にこのコンサートに気づくなんて、何かあるとしか思えません。
平安神宮に着くと、入場がちょうど始まったところで、そこには長蛇の列が。どうにか当日券を手に入れて中に入ります。
開演が迫っているのに、どこで演奏されるのか、そこまでどれくらいの時間がかかるのかすらわからない。とりあえず、会場であろう場所に急ぐと、すでにコンサートは始まっていました。それに、見やすい場所にはすでに多くの人がいて、ちゃんと見える場所を探すのも一苦労。
ステージになっている貴賓館の向かいには大きな池があり、溝口さんの姿も米粒にも満たないくらいの大きさでしか見えません。
でも、夕暮れ時の空に桜が映え、その中に美しいチェロとピアノの音色が溶け込むというこれ以上ないシチュエーションの中で、コンサートは最後の曲「世界の車窓から」のテーマ曲に。溝口さんは、「番組は今月中に放送1万回になる。1万回を超えるのは「徹子の部屋」くらいで、黒柳さんがお元気で番組を続けている以上、いつまでも追い越せない」とぼやいていらっしゃいました。
コンサート終了後、CD購入者へサインをするとのことで、CD売り場へ急ぎました。
これが、いただいたサインです。コンサートは18:40~と19:50~の2回あり、1回めに間に合ったので1回目を見ました。1回めは夕暮れ時だったので、空に美しく桜が映え、とっぷりと日が暮れたあとの2回めでなくてよかったと思いました。また、演奏された曲のセットリストを見ると、2回めは「世界の車窓から」のテーマ曲の演奏がありませんでした。そういう意味でも、1回めを見てよかったと思います。
溝口さんはMCで中で愛用のチェロのことを「彼女は300歳くらいになり、私が死んでからもどなたかの愛用器としてあと300年くらいは生き続けるだろう。彼女が長く生き続けられるよう、戦争は絶対に起こしてはいけない」と語っていらっしゃいました。すごく心に残る言葉でした。
三条からここへ来るときは「岡崎ループ」というバスに乗ったのですが、そのバスは18時頃に終わるとのこと。
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