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2016年4月

2016年4月25日 (月)

ばす駅長安らかに

福島県の会津鉄道芦ノ牧温泉駅の、名誉駅長である猫のばすの訃報が飛び込んできました。

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私たちがばす駅長に初めて会ったのは一昨年の秋でした。

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そして、去年も再会することができました。しかし、そのときすでにかなりの高齢で目もほとんど見えないとのこと。触ることも写真撮影なども厳禁でした。

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遠くにちっちゃくばす駅長が写っています。

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去年再会したときはずっと寝たままで動きませんでした。

今月の22日、最終電車を見送ったあと、息を引き取ったそうです。駅長としての最後の仕事をやり遂げたかったのでしょうか。ニュースを読んでいて、涙が出ました。

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帰宅してから、ばす駅長の冥福を祈り、おみやげの日本酒を注ぎ手を合わせました。


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2016年4月17日 (日)

京都・桜と湧水をめぐる旅雑感

今回の3日間の旅は感じるもの・考えることが非常に多くてとても有意義でした。

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初日に寄った小川コーヒーのスタッフの方々と、沖縄の桜について少しお話をしました。沖縄の桜はソメイヨシノに比べて色もどぎついピンク色で、散り方も風情がない。もし、森山直太朗さんが沖縄の人だったら、あの名曲「さくら」が生まれただろうか。沖縄の桜は2月頃。なので、「泣くな友よ 今惜別の時」という歌詞も生まれなかったでしょう。そもそも沖縄の桜にあんなセンチメンタルなメロディは似合わない。沖縄に戻って、そんなことを考えました。余談ですが、小川コーヒーのスタッフの方が「フレッシュです」とコーヒーミルクを差し出したときは心の中でクスッと笑ってしまいました。だって、コーヒーミルクのことをフレッシュと呼ぶのは関西人の証らしいですから。

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そして、満開の桜はこれ以上ないほどの美しさ。でも、その美しさも長くは続かない。というよりも、見頃なんてあっという間に終わってしまいます。まさに「さくら さくら 今咲き誇る 刹那に散りゆく定めと知って」という歌詞そのもの。四季を愛でる。その日本人の感性にぴたっとはまる光景がこれなのだと思います。

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そして、その美しい桜の中にとけ込む溝口肇さんのチェロの音色。世界の車窓からというわずか2分あまりの番組の冒頭、12秒ほどしか流れないテーマ曲。もちろんこの曲を知ってはいましたが、誰の曲か、などということを考えたこともありませんでした。その曲を演奏されている溝口さんのコンサートがあることを知ったのは開演のわずか1時間とちょっと前。夕暮れ時の第一部に間に合ったことも、前日は雨だったのにこの日は天気にも恵まれたことも、本当にラッキーで、何かに導かれた気がしてなりません。

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そもそも、このコンサートは、チェロを勉強していたとぅじさんの強い希望で行ったものだったのに、私が溝口さんにはまりました。「Sakura days」を存じ上げなかったこと、ただただ溝口さんにお詫びを申し上げたいです。また、溝口さんの音楽のジャンルが「ニューエイジ」となっていて、「『千の風になって』がクラシックなのに、これはどうしてクラシックと呼ばないのか?」という疑問が生じ、そもそも「ニューエイジ」ってどんなジャンルなのか、テクノの一種か、と思い調べてみると、ニューエイジとは環境音楽などのことを呼ぶらしく、Enyaや喜多郎といった人たちがこのジャンルに入るとのこと。納得しました。溝口さんのCDを金曜日の仕事帰りに聴いたら、その心地よさに言葉がありませんでした。

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今回私たちがお世話になった日昇別荘のおもてなし。お茶菓子がテーブルに用意してあるのは普通の旅館でもよくあることですが、部屋に入るとほどなくしてお茶を運んで来てくださいます。なぜか、英語で話しかけられたのはちょっと感じが悪いですが(冗談です)。そして、枕元に置かれた折り紙と女将のメッセージ。和風旅館ならではのおもてなしだと思いました。

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そして、これもとぅじさんの希望で訪れた六道さん。小野篁なんて人を存じ上げなかったのですが、この人にも少し興味が湧きました。黄泉返りの井戸を見られなかったのは残念ですが、冥土通いの井戸は見られました。また、東京に住んでいた頃、近くにあった「六道の辻」の所以も調べてみたくなりました。

「京都なんて自然がなくて、やっぱり奈良よね」なんてことを言う人がいるそうです。確かに祇園あたりの人混みには閉口しますが、鞍馬周辺には広大な自然が残っていますし、街中にある湧水もしっかり残されています。それは、ときに頑固と言われる京都人の気質が、古いもの、大切なものをしっかりとぶれることなく守っていてくれるからだと思います。

そして、京都と並んで観光地として名高い沖縄に欠けているものは、京都並みのおもてなしの精神だと思いました。

「それはちょっと違うよ」と思われる部分もあるかとは思いますが、私なりに感じたことを書かせてもらいました。本当に素敵な旅をありがとうございました。


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京都・湧水と桜をめぐる旅(伏見編)


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最終日は、街中を早めに離れ、名水の里である伏見を訪れることにしました。この日の朝ごはんは、ゆばのあんかけです。これをごはんに乗せて食べるとそれはもう絶品。

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宿をチェックアウト、お見送りを受けて外に出るとこんな注意書きに気づきました。「駐車禁止」「駐車お断り」。こんな風に書くより、やさしくていいですね。

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来たときから気になっていた、三条通にある歯医者さん。表にはそう書いてあるのですが、壁にはライブのチラシが張られていて、本業が何なのかよくわかりません。

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この日は、京阪電車を伏見桃山で下車し、まずは御香宮神社へ。

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ここも御香水と名付けられた湧水が有名な神社です。

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ここの水は、本によれば「伏見の水は中硬水でありながら、口に含むと驚くほどまろやか」とのこと。違いのわからない男である私はこの本の解説をそのまま引用させていただきます。ただ、明らかに昨日の貴船の水と違うということはわかります。

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ここで、とぅじさんは、再び水占いに挑戦します。結果は、ちょっと見づらいのですが、また大吉。これまで浅草寺などで凶を引きまくったとぅじさんとは思えないほど、水の神様から好かれている様子。

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 白菊水を経て、次に訪れたのは月桂冠の記念館。

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 ここにも「さかみづ」と名付けられた湧水があります。中へ入るには300円の入場料が必要ですが、300円で販売しているお酒のお土産が付き、三種類のお酒の聞き酒もできます。

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ただし、お水を汲むのは500mlくらいにしてください、とのこと。聞き酒は、甘口、辛口、ワインとどれもおいしかったです(写真は、おみやげのお酒。箸置きはライバル会社「黄桜」で購入したもので、月桂冠のおみやげではありません)。

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 その後は長建寺へ。ここには「閼伽水(あかすい)」という湧水があります。落ち着いた中庭で二胡を奏でている人がいました。曲は「川の流れのように」。ゆったりとした美しいメロディにうっとりです。

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 そしてそのあとは黄桜へ。私が幼少の頃、黄桜のCMが流れると「キュッ、キュッ、キュッ」と言っていたのを思い出しました。こちらは月桂冠と違い、入場料は取りません。こちらの「伏水」はほぼ汲み放題(ただし、たくさん汲む人は途中で次の人に譲ってね、との注意書きがあります)。無料なので当然と言えば当然かも知れませんが、お土産はつきません。ここは、近所にお住まいの方々がペットボトルを数本持って水を汲みに来ていました。外見はちょっと強面でしたが(笑)その方にお話しを聞くと、週に2回ほど汲みに来ており、ごはんやコーヒーに利用しているとのことでした。また、同じ酒所である灘へのライバル心みたいなものもチラホラ見え隠れしていました(笑)。

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敷地内にあるレストランで「竜馬御膳」なるものを食べ、そろそろ湧水めぐりも終わろうかというときに、坂本竜馬ゆかりの寺田屋がすぐそばにあるとのことで、行ってみました。

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途中、竜馬通りと名付けられた通りを歩きます。

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 そこには、龍馬伝にはまった福山ファンと思われる(?)女性達が一杯。私は、草苅民代さんでもいないかと探してみましたが、残念ながら探しきれませんでした。

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 敷地内に入ると、そこには維新時代の井戸が。隙間から下を覗くと今もお水が湧いていました。午前中だけで5カ所も湧水をめぐってきたこの旅に、最後を締めくくるにふさわしい光景が待っていました。一般公開をしていた京都御所に行こうとしていた私たちが伏見行きを決めたのは前日の夜。伏見にして本当によかったと思います。
 余談ですが、wikipediaによれば、『現在寺田屋を称する建物(同一敷地内)には、事件当時の「弾痕」「刀傷」と称するものや「お龍が入っていた風呂」なるものがあり、当時そのままの建物であるかのような説明がされている。しかしながら、現在の寺田屋の建物は明治38年(1905年)に登記されており、特に湯殿がある部分は明治41年(1908年。お龍はその2年前に病没)に増築登記がなされているなどの点から、専門家の間では以前から再建説が強かった。平成20年(2008年)になって複数のメディアでこの点が取り上げられ、京都市は当時の記録等を調査し、同年9月24日に幕末当時の建物は鳥羽・伏見の戦いの兵火で焼失しており、現在の京都市伏見区南浜町263番地にある建物は後の時代に当時の敷地の西隣に建てられたものであると公式に結論した』とのことです。

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伏見十石船の乗り場付近にある竜馬とおりょうさんに別れを告げ、関西空港へと向かいます。那覇空港からゆいレールに乗った際、とぅじさんのおみやげ袋がないことに私が気づきました。聞いてみると、どこかに置き忘れたらしく、急いで探しに行きましたがほどなくして無事に荷物を持ったとぅじさんが戻ってきました。おみくじに「失せ物はすぐ出る、人手に渡らず」というようなことが書かれていましたが、本当でした。券売機前に置き忘れたものがそのまま置かれていたそうです。ちなみに、「失せ物出がたし」とおみくじに書かれていた私の片方の靴下、変わり果てた姿で発見されたのは2日後です。

 私たちが京都を訪れる前日は雨と強風だったそうで、ニュースでは多くの飛行機が欠航だったとのこと。そして、帰宅した翌日の京都は最高気温が13度だったとか。滞在中、最高気温は20度を超え、朝晩は多少肌寒かったものの、雨も降りませんでしたし、天候は最高だったと思います。そして、宿の方々や小川コーヒーなどの飲食店の皆さんのおもてなしにも感動しました。京都の気質というと、はんなり、おっとりというイメージがある反面、結構頑固で大変よ、なんて話も聞きますが、あれだけの歴史のある街、その大切なものを守るためには、なんでも新しいものに流されたり、お金に目がくらんでしまったりしてはそれこそ大変なのでしょう。自分をしっかり持っていることの大切さ、それが頑固と言われる原因なのかな、と思いました。

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帰宅後、とぅじさんが思い出の品を整理しました。なかなかいい感じだと思います。

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そしてお土産。春限定・桜味の八つ橋、ゆばごはんの素、つくだ煮。本当に京都はおいしいものばかり。

 3日間で歩いた距離は合計で約20km。我ながら良く歩いたものだと感心しています。本当にいい旅でした。

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2016年4月16日 (土)

京都・湧水と桜をめぐる旅(鞍馬編)


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 2日め、7時から宿の朝食です。

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バイキングの朝食も好きではありますが、こうした和風旅館の朝食も大好きです。左上にみえる豆乳とお豆腐、お塩でいただくのですが、これがとてもおいしい。

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こちらは大徳寺納豆。ちょっとクセはありますが、これもなかなかおいしい。そのほかも味付けがちょうどよく、絶妙な味です。
 私たちはすでに京都は何度も訪れており、今更清水でも金閣でもないので、今回の旅は水と桜に特化した旅にすることにしたのです。
 この日は水の神様がいる貴船神社を目指します。出町柳から叡山鉄道に乗り換えて30分ほど。貴船口で下車し京都バスに乗り換えです。このバスの運転手さんの車内アナウンスが「貴船行きー、発車ーしまーす」とまるで和歌でも詠んでいるような口調でとてもユニークでした。

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バスに揺られてわずか5分ほど、貴船に着きました。バス停から徒歩数分、貴船神社があります。

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 社務所脇にある御神水を早速口にします。普通、湧水というと、まろやかとか、甘いとか、例えようがあるのですが、この御神水は、たとえが難しい。冷たくておいしい水であることに間違いはないのですが。

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 ここで「水占い」(200円)をやってみることにしました。水におみくじを浮かべると、文字が浮かび上がってくるのです。

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私は吉、とぅじさんは大吉でした。
 次は鞍馬寺に行くことにしました。貴船口まで戻って電車で鞍馬に行くルートもありますが、私たちは歩いて鞍馬山を越えて行くルートを選ぶことにしました。受付の方に聞くと、「1kmほど山道を登り、500mほど下る。所要時間は1時間半くらい」、とのこと。

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新鮮な空気を吸いながら、ひたすら山道を登り続けます。2日前の雨の影響もなく道もスムーズ。気温も、少し登ると暑いくらいです。

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 途中、牛若丸が使ったいう言い伝えがある湧き水に出会いました。これが事実なら、800年も900年も湧き続けている湧水ということになります。ただし、今はポタポタと垂れる程度しか水が出ていませんが。

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 登り始めて1時間半ほど、12時過ぎに鞍馬寺に到着しました。街中では一部葉桜になりかけている木があったものの、ここの桜はものすごくきれいです。

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しばしこの美しい光景に酔っていたところ、隣のベンチの女性2人が大きな声でマシンガントーク炸裂(笑)。しかも当然ながら(?)関西弁です。ちょっと避難しました。
 

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昼食は鞍馬の駅近くのお店、多聞堂さんへ。右側に見える佃煮がとてもおいしかったので、佃煮を買うなど私らしくもないのですが、おみやげに購入しました。

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デザートには私は桜のジェラートを、とぅじさんは桜餅を頼んだのですが、桜のジェラートはこれで終わりだからと、とぅじさんの分もサービスしてくださいました。

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昼食後、三条へ戻ります。時間は14時頃。

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鴨川沿いでは、和服姿の若い女性たちが縄跳びに興じています。

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また、手前では音楽を奏でる男性二人組。さわやかな歌声を聴かせてくれました。平和を謳歌している、そんな瞬間です。この平和が永遠に続くようにように願わずにいられません。

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 今日の観光はもういいか。そういいながら、三条通にあるLIPTONのティーハウスで一息入れます。ここは、創業85年にもなるのだそうです。
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  外では、お釈迦様の誕生日を祝うパレードが。ブラスバンドやチアリーダーなどの後ろに僧侶の行列が続きます。このギャップがまたとてもおもしろいと思いました。
 一息ついたあとに、ちょっと早いけど、と言いつつ宿に戻ります。

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お茶を入れていただき、くつろいでいると、古い井戸のあるお寺があると、夕暮れ前の静寂を破るとぅじさんの神の一声(2日連続)。調べてみると、四条と五条の中間あたりに、古い井戸のある六道珍皇寺というお寺があるとのこと。拝観の時間がもし16時半までということなら、今すぐ出なくては、ということで、早速出かけます。清水五条の駅から四条方面へ少し行き、六道珍皇寺へ。

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  このお寺は通称「六道さん」の名前で親しまれており、現世と冥界の接点、六道の辻と考えられていること、また本堂奥にある井戸は小野篁が冥土へ通った往還の井戸という不思議な伝説があるそうです。

 余談ですが、私が二十歳まで住んでいた東京板橋区にも「六道の辻」という地名のついた交差点があります。名前がついた由来はなんなのでしょうか。

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  ただし、この井戸へ近づくことはできず、本堂脇にある扉の小窓から覗くことができるだけです。小野篁については、平安時代の文人であり、「篁は夜ごと井戸を通って地獄に降り、閻魔大王のもとで裁判の補佐をしていたという。この井戸は、京都嵯峨の福生寺(生の六道、明治期に廃寺)と京都東山の六道珍皇寺(死の六道)にあったとされ、また六道珍皇寺の閻魔堂には、篁作と言われる閻魔大王と篁の木像が並んで安置されている」とwikipediaに記されています。このあと、高台寺付近を経由して四条から宿へ戻ります。

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途中、坂本竜馬遭難の碑があるところを見学しました。

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高台寺~祇園~四条はものすごい人で、横断歩道も青信号のうちに渡りきれないほど。人酔いしそうになりました。それにくらべると、三条も人は多いけれど、四条ほどではなく、ものすごく落ち着きます。三条通りでおそばを食べ、宿に戻ります。こうして、トータル10kmほど歩いた一日も無事に終わったのです。

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 ちなみに布団の枕元に、このような女将のメッセージが添えられた折り紙が置かれていました。初日と二日目でメッセージの内容が異なり、二日目は「楽しい思い出をぎょうさん持って帰っておくれやす」と最後の夜を意識した内容となっています。心遣いが素敵です。

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2016年4月15日 (金)

京都・湧水と桜をめぐる旅(平安神宮の桜編)

4月8~10日、京都に行って来ました。

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ANAのマイルが貯まり、ローシーズンであれば関西以西に往復できることになり、行き先を検討していました。数年前から候補に挙がっていながら未だ実現していない熊本の湧水めぐり、佐賀の呼子でイカを味わう、しまなみ海道・・・と行きたいところはたくさんあったのですが、なんと、後出しじゃんけんで京都の桜に決まりました。沖縄で生まれ育ったとぅじさんは、数年前に福島のあぶくま洞で一本だけ残っていた桜を見たことがあるだけで、ちゃんと桜の花びらが舞うところを見たことがないので、人事異動の罠にはまる危険を冒しつつ予約をしました。

  11時すぎに関西空港に着き、昼食をはさんで南海電車の急行と地下鉄御堂筋線、京阪電車特急を乗り継ぎ、三条に着いたのは14:30頃。

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鴨川沿いでは、のんびりと川を眺めている人多数。川が多少濁っていて、水量も多いので、前日は雨だったのかも知れません。

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駅から1km弱の和風旅館、日昇別荘に着いたら、チェックインは16時からということで、荷物を預けて散策に出かけます。

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歩いていると、高瀬川沿いに、我が家がいつも愛飲している小川コーヒーさんがあり、そこで一休みすることにしました。お店の方と桜談義などをして少し疲れも癒やされたあと、再び鴨川沿いを二条方面へ行き、その後本能寺へ。

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川面に浮かぶ桜の花びらがまた美しい。再び宿に戻りくつろいでいると、とぅじさんから「平安神宮で桜のライトアップと、「世界の車窓から」のテーマ曲の演奏者であるチェリストの溝口肇さんのコンサートがある」との情報が。世界の車窓からのテーマ曲、知ってはいますが、この曲がチェロの曲であるとか、どなたの演奏か、などということについて考えたことはありませんでした。開演まではあと1時間ちょっと。チケットがあるのかどうかわからないけど、とりあえず行ってみよう、ということで慌てて出かけました。

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コンサートの名前は「平安神宮 紅しだれコンサート2016」。前日7日は尺八とマリンバのジョイント、9日はウクレレ、10日は古箏のコンサートで、8日はチェロ。チェロを習っていたとぅじさん、開演1時間と少し前にこのコンサートに気づくなんて、何かあるとしか思えません。

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平安神宮に着くと、入場がちょうど始まったところで、そこには長蛇の列が。どうにか当日券を手に入れて中に入ります。

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中は、美しい桜並木が続き、ものすごい人、人、人。

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開演が迫っているのに、どこで演奏されるのか、そこまでどれくらいの時間がかかるのかすらわからない。とりあえず、会場であろう場所に急ぐと、すでにコンサートは始まっていました。それに、見やすい場所にはすでに多くの人がいて、ちゃんと見える場所を探すのも一苦労。

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ステージになっている貴賓館の向かいには大きな池があり、溝口さんの姿も米粒にも満たないくらいの大きさでしか見えません。

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でも、夕暮れ時の空に桜が映え、その中に美しいチェロとピアノの音色が溶け込むというこれ以上ないシチュエーションの中で、コンサートは最後の曲「世界の車窓から」のテーマ曲に。溝口さんは、「番組は今月中に放送1万回になる。1万回を超えるのは「徹子の部屋」くらいで、黒柳さんがお元気で番組を続けている以上、いつまでも追い越せない」とぼやいていらっしゃいました。

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コンサート終了後、CD購入者へサインをするとのことで、CD売り場へ急ぎました。

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 これが、いただいたサインです。コンサートは18:40~と19:50~の2回あり、1回めに間に合ったので1回目を見ました。1回めは夕暮れ時だったので、空に美しく桜が映え、とっぷりと日が暮れたあとの2回めでなくてよかったと思いました。また、演奏された曲のセットリストを見ると、2回めは「世界の車窓から」のテーマ曲の演奏がありませんでした。そういう意味でも、1回めを見てよかったと思います。
 溝口さんはMCで中で愛用のチェロのことを「彼女は300歳くらいになり、私が死んでからもどなたかの愛用器としてあと300年くらいは生き続けるだろう。彼女が長く生き続けられるよう、戦争は絶対に起こしてはいけない」と語っていらっしゃいました。すごく心に残る言葉でした。

 三条からここへ来るときは「岡崎ループ」というバスに乗ったのですが、そのバスは18時頃に終わるとのこと。

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宿まで少し遠いけれど、歩けない距離でもないので散歩がてら歩いて帰ることにしました。

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夕飯は三条のお豆腐屋さんで、ゆばのどんぶりを食べました。付いていた冷や奴が口当たりがとてもなめらかでおいしかったです。

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