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2016年1月16日 (土)

ブッキッシュ落語会

今日1月16日は、西原町にあるブッキッシュで、北山亭メンソーレさんの落語会が開かれました。メンソーレさんのパトロンをつとめる私たちは、ちゃんとメンソーレさんが働いているのか、抜き打ちで検査に出かけるのです(この一文、全部ウソです)。

メンソーレさんは、立川志の輔師匠の元・お弟子さん。ゆえあって廃業し、沖縄に戻ってきたものの、落語が忘れられず、師匠の承諾をもらってメンソーレの名前を使用しています。さすがに立川は名乗れないので、北山亭と名乗っている次第だそうです。

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この日の演目は、「道具屋」という古典落語。

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杢兵衛に道具屋の仕事を任された甥っ子の与太郎とお客とのやりとりをコミカルに描いた噺です。与太郎という人物はどの噺に出てきてもたいてい頭が悪い。お客とのとんちんかんなやりとりが繰り広げられ、笑いを誘います。この噺には、お客が何人か登場し、どのお客の部分を割愛しても噺として成立するために、時間調整として重宝がられることもあるのだそうです。また、オチも何通りかあるのだとか。

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この噺のマクラで、メンソーレさんが骨董市で見つけたという矢立という道具を見せてくれました。実は、代脈という噺の中に、この矢立ということばが使われるシーンがあり、どんなものなのだろうかと興味を持っていたそうです。

矢立(やたて)とは、筆と墨壷を組み合わせた携帯用筆記用具。真鍮製・銅製・陶製などがある。 一見喫煙パイプのような形をしている。墨壺がついているため、出先で即座に筆が使える。頑丈で握り具合も良く、携行していても怪しまれないため、筆筒に針や刃を仕込んだ物は護身用の隠し武器としても重宝された(wikipediaより)。

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これは、この穴に筆先を手前にしてしまうのだそうです。手前の丸い部分に墨を染みこませておけば、筆先をちょんちょんとやると墨が付く仕組みになっているそうです。

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そして、筒の左脇に仕切がされている部分には、刃物などを入れておけば護身用としても使えるのだそうです。

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最近、筆字を習い始めたとぅじさんは、この道具に興味津々。一席が終わったあと、メンソーレさんから直接お話を伺います。

この日の高座の中でメンソーレさんは、先週1月9日に亡くなった桂春団治さんのことにも触れていました。春団治さんは、笑福亭松鶴、桂米朝、桂文枝と並び上方落語の四天王と呼ばれた方。とにかく、羽織の脱ぎ方がとてもかっこいいことでも有名だったそうです。一度だけ高座を見る機会があっただけで面識はなかったけれでも、とてもあこがれていたのだそうです。

ちなみに、この春団治さんは三代め、初代の春団治さんは♪芸のためなら女房も泣かす~の「浪速恋しぐれ」の歌詞に出てくるほどの破天荒な人だったそうです。

メンソーレさんはこの日の高座の中でこの春団治さんのことに触れられたことを安堵しているようでした。やはり、同じ噺家として、心に去来するものがあったのでしょうね。

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そして、私が持参した琉球新報社の生活マガジン、「うない」のメンソーレさんが特集されているページにサインを入れていただきました。実はこれ、昨年の掃除中に出てきたもの。もしかしたら知人や関係者に配るために必要であれば、ご本人に差し上げる方がよいのではと思って持参したものですが、たくさんお持ちだということで、ならばサインを入れていただいて持ち帰ろうということになった次第です。

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次回のブッキッシュでの落語会は、3月19日(土曜)、19時からだそうです。

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