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2015年6月21日 (日)

父の日前日~平和の礎と落語会~

昨日は、父の日の前日。土曜日の方が行動しやすいだろうということで、義父母と一緒に糸満市の平和の礎に行ってきました。

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ここには、沖縄戦で亡くなった、すべての人の名前が民間人、軍人、そして、アメリカ軍、などまったく関係なく刻まれているのです。

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あまりに広大な敷地に刻まれる名前の多さに言葉を失います。そして、今も、親類などの刻銘の元に手向けられるお供えもの。

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ちなみに、断崖を見下ろす場所の近くには平和の火が灯されています。これは、HPによると以下のとおりです。

広場の中央には「平和の火」が灯されています。この「平和の火」は、沖縄戦最初の上陸地である座間味村阿嘉島において採取した火と被爆地広島市の「平和の灯」及び長崎市の「誓いの火」から分けていただいた火を合火し、1991年から灯しつづけた火を、1995年6月23日の「慰霊の日」にここに移し、灯したものです。

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この日は、沖縄戦終結の日とされる6月23日の「慰霊の日式典」に向けた清掃などがライオンズクラブの方々などを中心として行われていました。浦添市議の上江洲議員も、清掃のために訪れていました。また、「AFP」と書かれたマイクを持つ人たちがインタビューを行っているのを見かけました。AFPとは、フランス通信社の略だそうです。

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戦争体験を持つ義父母は何を思うのでしょうか。義父はまた、視線の先にある断崖で遺骨収集を行った経験もあるそうです。

夜は、西原町にある「ブッキッシュ」にて、北山亭メンソーレさんの落語会があり、行ってきました。

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ジャズが流れる明るくおしゃれな店内に、テーブルの上に座布団を敷いた高座が作られています。いよいよ、開演時間。BGMがジャズから出囃子に変わり・・・・。

出囃子が鳴り終わったのに、当の本人の姿がない・・・。まだ来てないの・・・? 先日、フットボールアワーを見に行ったときは、まだ何もしゃべっていないのに会場からクスクスと笑いが起きていましたが、今日はまだ出てきてもいないのに、笑いが・・・。ちょうどこの時間、激しい雷雨で、控え室から会場までの通路でずぶぬれになってしまうために出て来られなかったそうです。

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この日の演目は一席目が「金明竹」。マクラを1時間ほどやっていたために、後半部分だけでしたが、とてもおもしろい噺です。

店主が店を出たあと、ひとりの上方者らしい男がやって来て、以下のことを早口で一気にまくし立てる(以下は一例)。

「わては、中橋の加賀屋佐吉方から使いに参じまして、先度、仲買の弥市が取り次ぎました、道具七品(ななしな)のうち、祐乗(ゆうじょ)・光乗(こうじょ)・宗乗(そうじょ)[1]三作の三所物(みところもん)[2]。ならび、備前長船則光(のりみつ)[3]四分一ごしらえ、横谷宗珉[4]小柄(こづか)付きの脇差……柄前(つかまえ)[5]な、旦那さんはタガヤサン(あるいは、古タガヤ)や、と言うとりましたが、埋もれ木[6]やそうで、木ィが違うとりましたさかい、ちゃんとお断り申し上げます。次はのんこ茶碗。黄檗山金明竹[7]遠州宗甫の銘がございます寸胴[8]の花活け。織部香合。『古池や蛙飛びこむ水の音』言います風羅坊正筆の掛物沢庵木庵隠元禅師貼り混ぜ[9]小屏風……この屏風なァ、わての旦那の檀那寺兵庫におまして、兵庫の坊(ぼん)さんのえろう好みます屏風じゃによって、『表具にやって兵庫の坊主の屏風にいたします』と、こないお言づけを願いとう申します」

「wikipedia」より。簡単に説明をすると、店主が不在のときにその店主に用がある関西弁の人がやってきて一気に用件をまくし立てるが、店の者はまったく意味がわからず、戻ってきた店主にもきちんと説明ができず・・・というお噺です。

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一席目が終わって休憩に入るも、メンソーレさんは雨が気になり控え室に戻らず、落語の講義をはじめました。金明竹の言葉の説明など、普段聞けない貴重なお話を聞くことができました。

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二席目は「井戸の茶碗」。くず屋さんが浪人から仏像を200文で預かり、これが300文で売れ、買った人が仏像を磨いていたところ、中から50両が出て来る。浪人にこれを伝えるも、浪人は「仏像から何が出て来ようが私の知ったことではない」と50両の受け取りを拒否する。くず屋さんたちは困り果てて、では茶碗を20両で買わせてもらう、ということにすると、今度はその茶碗が「青井戸の茶碗」ということが判明し、今度はこれが300両で売れる・・・という、くず屋さんと浪人と細川のお殿様を取り巻く人情劇。この噺はメンソーレさんの元・師匠である立川志の輔さんもお得意とするお噺です。

父の日の前日、とても有意義な一日でした。

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