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2011年7月30日 (土)

「歸國」を見てきました

倉本聰作・演出の劇、「歸國」を見てきました。

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このお芝居の内容をパンフからひもとくと-。

8月15日 終戦記念日の深夜。静まりかえった東京駅のホームに、ダイヤには記されていない1台の軍用列車が到着した。そこに乗っていたのは、六十余年前のあの戦争中、南の海で玉砕し、そのまま海に沈んだ英霊達。彼らの目的は、平和になった故国を目撃すること。そして、かの海にまだ漂う数多の水漬く魂にその現状を伝えること。永年夢見た帰国の時、故国のために死んだ彼らは、今の日本に何を見たか-。

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唯一の地上戦を体験し、今なお米軍基地被害に苦しめられている沖縄で上演することに、随分と議論をしたそうです。でも、この劇はいわゆる「戦争もの」ではなく、今のこの国の平和と豊かさはこんな姿でいいのか、という問いかけの劇であることから上演を決意したそうです。

パンフで倉本聰さんはこう述べています。

高度成長、平和、豊饒、その中で夫々が私欲に狂い、我が世の春を謳歌する姿。その中に突然英霊たちが当時の心のまま歸國して来たら彼らはどのようなショックを受けるのだろうか。十年前にラジオドラマ「サイパンから来た列車」を書いたときから更に十年の世の中の変貌を見ながら、僕の心にどんどん膨らむ怒り、空しさ、絶望感が、この「歸國」を書かせた原動力である。

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私は、この劇中に出てくる「僕はどこで間違ってしまったんでしょう」「日本はたしかに豊かになったけど、日本人はどんどん貧しくなってる気がする」というセリフが、この劇を通じて訴えたいことだったのではないかと思いました。さだまさしの「風に立つライオン」の、“やはり僕たちの国は残念だけれど、何か大切なところで道を間違えたようですね”という歌詞を思い出しました。平和とは、豊かさとは、を考えさせられる、素晴らしいお芝居だったと思います。役者さんたちのお芝居のレベルも非常に高かったし、舞台演出も非常によかったと思います。鳴りやまない拍手は、沖縄での上演が大成功だったことを示していると思います。

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ところで上演前、会場の一番後ろの席に倉本聰さんご本人の姿を発見し、きっと気づいている人は少ないはず、お芝居が終わったら「自分だけが気づきました」的な態度でサインをもらいに行こうとソワソワしていました。ところが終演後そこに姿はなく、出入り口そばで机を準備してサインに応じている倉本聰さんが。

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早速、パンフレットを購入し、サインをしていただきました。一人一人に「ありがとうございました」とお礼を述べられ、握手もしていただき、感謝感激です。

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