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2011年2月11日 (金)

Nostalgic Night~やちむんライブ

昨日は、やちむん結成20周年記念ライブに足を運びました。

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会場は、とぅじさん曰く「ニューシネマパラダイスを思い起こさせる」という、これまたレトロな「首里劇場」。外観も結構な感じですが、

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内装もこれまた結構な感じ。

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現在、2階席は崩落の危険もあって使われていないそうです。

男子用トイレなど、小便器すらなく当然水を流すようなシステムもありません。まあ、想像してみてください。決して、不潔という意味ではありませんが。

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この、埃まみれのビンケース、とても気に入りました。ビンをケースに返す前に、ビンの飲み物を販売していないんですけどね。初めて訪れる首里劇場は、へえ~と関心することばかりのノスタルジックな劇場です。

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そんな首里劇場でやちむんがどんなライブを魅せてくれるのか。私にとってのやちむんは、このCD1枚だけ、ライブも1回観たことがあるだけです。

余談ですが、アメリカウエストコーストの名ギタリスト、David Lindleyが那覇でライブをやったとき、奈須さんたちと同じテーブルで観たのが私たちです。

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やちむんは宮崎出身の奈須重樹さんが結成したグループで、様々なメンバー遍歴を経て今では奈須さんのソロユニットとなっています。

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決して、「インチキおじさん」ではありません。happy01 なんでも、スターダストレビューの根本要さんからいただいたものだとか。

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奈須さんは、日常の何気ない風景を切り取って、情感豊かでノスタルジックに歌う天才です。やはりそこには、県外出身者だからこそ見える光景などもあるのでしょう。

私は奈須さんとたぶん同い年で、沖縄に移住したのはたぶん奈須さんの方が2年ほど早いはずですが、外見も含め「うちなーんちゅよりもうちなーんちゅらしい」とよく言われる人物。でも、日常の何気ないワンシーンを切り取る能力は、奈須さんには遠く及びません。

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このように、スクリーンに写真を投影してみると奈須さんの歌がものすごく引き立ちます。泣いて笑って、そんな純和風映画のような音楽なのです。

やちむんの音楽は、琉球音階も、サンシンの音色も、沖縄方言もほとんど使っていないのに、しっかり「沖縄の音楽」となっていることは特筆すべきでしょう。「イヤサッサ、ハイヤ」だけが沖縄音楽ではないのです。

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また、このサックスがいいんだ~。私が知っているやちむんは、バイオリンとのユニットだったのですが、サックスが加わると、ノスタルジックさ150%。

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そしてこの日のゲストは、奈須さんの奥様であり、シンガーでもある比屋定(「ひやじょう」と読みます)篤子さん。この日初めて聞いた2人のデュエット曲「さあふうふう」はとてもいい曲でした。「一粒で2度おいしい」。そんなライブでお得感で一杯です。

ちなみにこの「さあふうふう」、比屋定さんのいつもより高い声と奈須さんのいつもより低い声のコントラストと、語り口調のような歌唱法が興味をそそります。

休憩を挟んで2時間半を超えるライブが終了し、CD販売&サイン会へ寄ってみます。

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私は、先の「さあふうふう」が入っているCD「ふるさとは胸にセマルハコガメ」を購入し、奈須さんにサインを入れていただきました。タイトル曲は、“迫る”と“セマルハコガメ”(八重山にしか生息しない国の天然記念物の亀)とひっかけたようなお笑い系か?と思わせるものですが、「セマルハコガメを本島の自宅庭で発見し、ふるさとであるはずの八重山に返してあげるつもりで関係機関に連絡したところ、交雑種の可能性がある亀を八重山に返すことは生態系に悪影響を与えるとのことで、沖縄こどもの国(動物園のようなところですね)に引き取られることになり、後日会いに行ってみたが同じ境遇のセマルハコガメで多くて一体どれが自分が発見したセマルハコガメなのかわからなかった」という実話を基にした、生まれ育ったであろうふるさとに返してあげられない切なさを歌うホロリとするような哀しい歌なのです。

このアルバムに入っている「ロードトゥナミノウエ」という曲のドキュメンタリー映像がyou tubeにありました。www.youtube.com/watch?v=gZxTbGnK-uA&feature=related  私たちはそれぞれ別の時期に波の上界隈に住んでいた経験を持つので、もう、イントロだけで泣きそう。crying

ちなみに、関連動画にある「台風天国」という曲は、脱退してしまったバイオリンの山里さんがとてもカッコイイです。山里さんの記憶と言えば、小柄でほんわかした感じの女性だったのですが・・・。

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そしてとぅじさんは比屋定篤子さんのCDを購入、同じくサインを入れていただきました。

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そして記念撮影まで。

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これがサインです。

ちなみに、比屋定さんは「サウダージボイス」と呼ばれ、音楽的にはオノリサさんに通じるような、天気のいい休日の午後に聞いていたらとても気持ちのいいような音楽です。季節的にはやっぱり夏かな?

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首里劇場には駐車場がなく、近くの有料パーキングに車を止めて少し歩くと、首里城がライトアップされていました。手前の龍池にも、遊歩道に小さな灯りが灯されとてもいい雰囲気。

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帰り道はちょっと遠回りして首里城の脇を通ってみましたが、かえって、近くに寄ってしまうと城壁に阻まれてよく見えないのでした。

歴史のある劇場でノスタルジックな音楽を聴き、夜の首里城の美しさに触れ、しばらくは眠りに就きたくないような夜でした。

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