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2009年12月

2009年12月30日 (水)

美御水取り~沢岻樋川

27日、浦添市の沢岻で、首里の王様の健康を祈願して献上されるお水を汲む儀式が行われたので、この道のスペシャリストであるとぅじさんと一緒に見に行ってきました。その年の吉方にある湧水から水を汲み、国頭村辺戸のお水を混ぜてこれを献上するのだそうです。

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このお水を汲む湧水は、こんな高台にあります。

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名前は、沢岻樋川(たくしひーじゃー)。

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建物の下から、今もコンコンと水が湧き出ています。

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その水は今も美しく、そのまま飲むことも可能だそうです。

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儀式が始まる前、沖縄大学で教鞭をとられるMさんがこうした風習についてのプチ講義です。私はこのMさんとは少しだけ面識があったので声をかけたところ、とぅじさんの前の職場の上司はご兄弟にあたるとのこと。意外なところでのつながりに驚いたところです。

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お水汲みの一団がやってきました。

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祈りを捧げ。

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ひしゃくでお水を汲みます。

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この儀式は、伝統文化の継承のため首里当蔵自治会が取り組んだものだそうです。
こうした儀式を見るのは始めてでしたが、琉球古来のこうした儀式を今後も残してほしいと思います。この儀式の詳しいことについては、とぅじさんの「湧き水SANPO」に載るハズですので、もっと詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。

ちなみに、ここで10円を拾ったのですが、このお水で清めて奉納(?)してきました。

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2009年12月26日 (土)

「プール」を観てきました

私たちの交際記念日(12月22日)に、映画「プール」を観てきました(とは言っても、たまたま翌日がお休みだったっていう理由でこの日に行ったんですけどね)。「かもめ食堂」「めがね」に続く、3部作と言ってもいいような映画です。私はこれらの映画で、もたいまさこと片桐はいりのファンになりました。あ、言っておきますが、異性として好きという意味ではないです(笑)。もたいまさこの自然体なのに圧倒的な存在感。一度、枕元で「朝ですよ」って声をかけてもらいたい。暑い昼間に「氷ありますよ」でも可。片桐はいりの一度見たら忘れられない強烈な顔と個性。あの顔で「誰が作ったってこんな味になるのよ」と言いつつおにぎりを握ってほしい。いや~、ホントにいい役者さんですよね~。「めがね」と「プール」に出ていないのがめっちゃ寂しい。

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タイのチェンマイにある小さなゲストハウスが舞台で、出演は5名だけと言ってもいいくらい。

さて「かもめ食堂」にも意味のわからないシーンがいくつか出てきましたが、この映画もそう。タイトルでもある「プール」。これの意味することは? キャッチコピーである「理由なんて、愛一つで十分だ」との関係は? 映画の中のプールは、誰かが泳いでいるシーンが出てくるわけでもなく、ただ、足をちょっとつけるか、プールサイドでくつろぐだけ。きっと、何かの象徴として出てくるんでしょうけど、どんな意味合いなのか、明確にはわからない。クライマックスがあるわけでもなく、淡々と話は進み、「え?これで終わり?」というあっけない幕切れ。
私の好きなジャッキーチェンの映画のように、善と悪がはっきりしていて、ヒヤヒヤしながらも最後は善が勝つという単純明快なストーリーではなく、場面の一つ一つから、台詞の一つ一つから何かを感じて意味を考えないと何が面白いんだかわからないような映画です。だから、上映の途中で不用意にトイレに立てない(笑)。

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伽奈はこれが映画デビュー作ということで、少し台詞棒読みっぽかったような気がします。でも、それが逆にぎこちない人間関係を表現してもいるようで、それはそれでよかったのではないでしょうか。きっと、私のような人見知りをする遠慮深い(?)人間だったら、出会った頃はこんなしゃべり方をするのだろうな~とも思ったりもします。もしそれを狙っての配役・演技だったらそれはすごい。ちょっと話はそれますが、最近の若い役者さんのあまり抑揚のない、感情のこもっていないような平べったい話し方は少し気になります。

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私は、小林聡美演じる母・京子と、伽奈演じる娘・さよの2人が鍋を囲みながら語り合うシーンと、5人でコムローイを大空に放つシーンがとても重要なのだと感じましたが、みなさんはどう思われるでしょうか。
言いたいことはたくさんあるのでしょうけど、それが台詞としてはっきり出てくるわけではない。押しつけがましくない反面、それをどう受け止めるかは観る人に委ねられているのだと思うので、それだけに難しい。「めがね」は理解できたつもりではいますが、「かもめ食堂」は相変わらずまだ理解できていません。

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プールが意味すること。わかる人がいたら教えて、ください。

と書いていて、プールの意味がわかったような気がしました。以下に、ちょっと思いついたことを記してみます。

・プールは「愛」の象徴。誰かを拒むこともなく、プールに入りたいすべての人を受け入れる。ちょっと手足を入れるだけでもいいし、そばにいるだけでもいい。決して泳ぐ必要はない。プールとの接し方は人それぞれ。愛の形も人それぞれ。男女の愛、人類愛、神の愛。
・さよがプールに足をつけるシーンは、心を開きつつあることを表現している。あるいは、愛を感じようとしている。
・プールは、泳いでいる人を楽しませるだけでなく、灯りや太陽や空の青を写して心を和ませることもできる。灯りや空を直接見るよりプールの水に反射しているものを見た方が美しかったりもする。愛も、直接的だけでなく、間接的にも与えあったりすることができる。感動させ、楽しませることができる。
・誰も泳ぐことはしてないが、愛に満たされている人はプールのそばにいるだけで十分。だから、「愛一つで十分」なのだ。
・プールでは時に、溺れて命を奪われることもある。愛も、失楽園のように、究極の愛が死に向かうことだってある(かも?)。
・ゲストハウスにあるものという前提であれば、やはりプールなのか。愛の象徴がベッドだと、成人映画になってしまう(こらこら!)。

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2009年12月24日 (木)

クリスマスイルミネーション

今日はクリスマスイブ。とぅじさんがインフルエンザに感染し、明け方から総合病院へ駆け込むなど、クリスマスどころではなかった去年。結局チキンナゲットか何かを買っただけだったような気がしますが、今年は先月の体調不良を乗り越えてどうにかここまでこぎつけました。

 

浦添市経塚ではこの時期、自治会が取り組んで通称「ゆいまーる通り」に面したほぼ全世帯(約300m)がイルミネーションを取り付けています。その取り組みがイルミネーション大賞というものを受賞したと聞いています。その経塚に、今年は2年ぶりに足を運んでみました。

 

通りの入口。

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なぜに「はいさい」? もっとほかになかったんか?とも思いますが、まあいいでしょう。もう一方の入口にはどんな文字が浮かんでいたのでしょうか。「はいたい」でしょうか。気になります。

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1軒だけでもこうしたことをやっていてもそれはそれで美しく楽しいものではありますが、通り全体でやると美しさが際だちますし、心が洗われるようです。

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自治会では、イルミネーションでたくさんの電気を使うことは地球温暖化防止の流れに逆行するとの意見もあったと聞きます。まさに正論だと思います。でも、この時期のこうした取り組みは子ども達に夢を与えるし、大人も楽しいので、すごくいいことだと思います。イルミネーションで電力を使う分、その時期の家庭での電力消費を抑えて、±0か、それ以下になるように取り組めたらもっといいのではないでしょうか。

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以前、とぅじさんは毎年この時期、「目の不自由な人に音の出る信号機を贈ろう」という趣旨の、チャリティのお仕事をやっていました。24時間ぶっ通し。それは肉体的にもきつかったでしょうが、何よりも、浮かれている人達を尻目に24時間仕事というつらさ。でも、とぅじさんの先輩が数年前にこんなことを言っていました。「クリスマスに仕事って大変でしょう、とよく言われますが、クリスマスにチャリティのお仕事ができるなんて、こんなに素晴らしいクリスマスプレゼントはありません」と。こんな気持ちをもって仕事に取り組めるって素敵だな、って感動しました。

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私は一昨年、夏場に長期入院しました。その年の今頃、その病院の前を通ったら、クリスマスツリーの灯りらしきものが見えました。家に帰りたくても帰れない人もたくさんいるんだろうなーと、病院のベッドでクリスマスを迎えなくてはいけない人たちのことを少し考えました。クリスマスを迎えることができなかった人もいるでしょう。クリスマスを迎えられただけでもよかったという人もいるでしょう。私が入院したときはたまたま夏だっただけで、この時期だったら私にも家族にも、クリスマスもお正月もなかったでしょう。クリスマスを普通に迎えられる人はその喜びを感じてほしい。クリスマスをどう過ごそうと勝手かも知れませんが、そういう人たちへも少しでも思いを寄せてほしい。病気をした人にしかわからないかも知れませんが、不純な気持ちのみで過ごしてほしくないですね。

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クリスマスは自宅に帰れない人も、お正月には帰れますように。

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この時期にイルミネーションを見ると、そんなことを考えます。

 


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2009年12月23日 (水)

20年ぶりの津堅島

昨日は、約20年ぶりに津堅島に行ってきました。
任務は・・・極秘なので明かせませんが、ほんっっとに久しぶりの訪問です。

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前日とは打って変わって、穏やかで暖かい一日となって幸いでした。

津堅島といえば、船のボディにも書いてあるとおり、にんじんが有名。

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島の大半がにんじんです。

島にある食堂も、もしかしたらにんじんの間引き作業のために店を開けているかどうかわからないと言われ、昼食は、神谷荘でとることに。

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ここの目の前は透明な海が広がるビーチ。

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沖縄本島がすぐ目の前に見えてはいますが、本島の海とは比較にならないくらいの美しさ。

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いいお天気がさらに海の美しさを際だたせます。

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前回訪れたときはこの浜で海水浴を楽しみましたが、今は一応、冬みたいですし、何よりも特殊任務なので海は見るだけです。

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帰りの船から見る神谷荘です。

今度はぜひ海水浴で訪れたいですね。

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2009年12月11日 (金)

PARIS MUSETTE IN OKINAWA

パリの街とアコーディオンの音色。なんとも素敵な組み合わせです。
私が以前、パリを旅していたとき、地下鉄の車内でアコーディオンを演奏している方がいました。ベサメムーチョを弾いていたのですが、なんともパリっぽくてすごく素敵でした。でもその直後、乗り込んできた地下鉄職員に取り囲まれていましたので、もしかしたら違法行為だったのかも知れません。
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そのときの写真。一番向こうの左端の人です。

フランスは、私の人生初の海外旅行のスタート地点でもあるし、新婚旅行のスタート地点でもあるし、さらに、遠縁の(ホントか?)アントワネットおばさまが嫁いだ先でもあり、少なからずゆかりのある土地です。しかし、知っている言葉はメルスィとボンジュールとボンソワールとウィの4つだけ(あいさつだけやん!)でよく旅行ができたもんだと、我ながら関心している今日この頃。しかも、語学力的には十数年前とほぼ変化なし!

前置きが長くなりましたが、フランス生活の長かった私は昨日、通好みの音楽や映画でおなじみの桜坂劇場に、
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ダニエル・コランさんのアコーディオンを中心としたミュゼット&シャンソンのライブを観に行ってきました。
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ミュゼット(musette)とは、1880年代から1940年代にかけてフランスで流行したアコーディオンを前面に出したポピュラー音楽のことなのだそうです(wikipediaより)。ウィーンやザルツブルクでは音楽会に足を運んだことのある私ですが、パリではシャンソンのライブハウスに行こうとして道に迷い、道も暗かったので不安になって結局断念した経緯があり、それ以来の念願が叶いました。

私がコランさんのことを知ったのは、1年ほど前のとある病院の待合室。たまたま手に取った雑誌に、コランさんのライブ&CDのことが載っていたのです。そのときすでにそのライブは終わっていたのですが、CDを購入して対面を心待ちにしていました。こんなに早く初対面が実現するなんて、きっと私とコランさんは出会う運命だったのですね。

ライブは2部構成で、1部は、このコランさんを中心としたミュゼットです。にこにことずっと笑顔で演奏するコランさんの表情がとても素敵でした。フランスの香り全開です。

2部はこれにボーカルのクレール・エルジエールさんが加わり、シャンソンの名曲が披露されます。シャンソンの知識は全くないに等しいのですが、1曲目の「さくらんぼの実る頃(Le temps des cerises)」の切ないメロディに早速のめり込んでしまいました。後で調べてみると、もう140年も前に書かれた曲なのだそうです。その頃のフランスの風景ってどんなだったのかな~と当時のフランスに思いを馳せてしまいます。

アンコールは「パリの空の下(Sous le ciel de Paris)」。私の大好きな曲です。私の世代以上なら多くの方がご存じであろう、山口百恵主演ドラマ「赤い疑惑」で、パリのおばさま役(実際もそうですが)の岸恵子さんが登場するシーンに流れた曲です。3大テノールがエッフェル塔とオーケストラをバックに歌ったあれも最高ですが、こんな風に、ギター、ピアノ、アコーディオンによる演奏も、勝るとも劣らない魅力があります。

2度めのアンコールは、「プチ・パパ・ノエル(Petit papa noel)」というフランスでは有名だというクリスマスソングが披露されました。ステージ脇に置かれていたツリーの電飾が灯され、一気にクリスマスムードに。ほぼ全員のコーラスで、感動的なフィナーレでした。

ライブ終了後は、通好みなのにミーハーな私のお目当て、サイン会です。
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エルジエールさんのCDは持っていなかったので購入しましたが、サインの順番がまわってくる直前、舞い上がってCDを落とし、ケースを破損させてしまいました。
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ボーカルのクレール・エルジエール(Claire Elzière)さん。フランス独特のけだるさをもちながらも力強いボーカルを聴かせてくれました。
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アコーディオンのダニエル・コラン(Daniel colin)さん。お年を感じさせないエネルギッシュな演奏を披露してくれました。
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ピアノのグレゴリー・ヴー(Grégory Veux)さん。ちょっとシャイなフランス青年といった感じ。私は、「かもめ食堂」に出てくる“トンミヒルトネン”を思い出しました。似てない?
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ギターのドミニック・クラヴィック(Dominique Cravic)さん。味のあるボーカルも披露してくれました。
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皆さん、ビールを飲みながらのサイン会で写真撮影もOK。鶴太郎さんの「心を込めてサインをしたいので写真撮影はあとにしてくれ」という姿勢とは正反対ですけど、こんな気軽なサイン会もフレンドリーで大好きです。
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CDのレーベルにサインをしてもらい、さらに、チラシにもサインをしてもらいました。
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このチラシは、汚れないようにラミネート保存したいと思います。

帰宅してからもまだ少し興奮気味で就寝時間が遅くなってしまいましたが、本当に本当に素敵な夜をありがとうございました。

あ~またパリに行きたくなった~。

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2009年12月 6日 (日)

NAHAマラソンの応援をしてきました

12月の第一日曜日といえば、毎年恒例の那覇マラソン。国内最大級の市民マラソンです。私は第4回大会完走の記録は持っていますが、第5回大会はリタイア、リベンジに燃えた第6回大会は練習に力が入りすぎて故障して欠場。以降は、応援のスペシャリストとして、人並みはずれた地理感覚を駆使して、縁の下の力持ちとして参加しています。
今年は、あることを考えつきました。それがこれです。
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沖縄県産品歌手、ジョニー宜野湾さんの「挫折禁止」Tシャツを沿道に掲げること。
気持ちはあっても口べたな私。無言の応援です。
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これを、こんな風に電柱に引っかけました。気付いてもらえるかな~? ちなみにここは、八重瀬町の12キロくらいの場所です。職場の先輩(故人)宅を、今年もお借りします。
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先頭がやってきました。今年は数人のグループのようです。
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わかりにくいのですが、ワイナイナ選手でした。ゼッケンにワイナイナとカタカナで書かれていて、声援に手を振る余裕ぶり。
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他には、目玉おやじや。
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こんな大変なものをかぶって走っている方がいました。
今年を象徴するような、新型インフルエンザを題材にアピールを考えたこの方、アイディア賞ものです。
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そしてこれはゴレンジャーでしょうか。ヒーローがこの時点で歩いてちゃダメです。

お目当てのランナーが通過後、糸満の32キロ地点に移動しました。
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また目玉おやじ。結構早いです。かぶり物をしている人はたいてい早いです。
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ドリンクやバナナ、黒砂糖などをばらまき状態になると次々とランナーが寄ってきます。
ちなみに、「挫折禁止」Tシャツはなかなか受けていたようです。

八重瀬町で大量の鼻血を出されていた方は無事完走できたでしょうか。見ず知らずの人のことも少し気になります。
沿道でほぼ立ちっぱなしでの5時間はそれなりに大変ではあります。でも、「あそこでバナナもらったよね~」とか、「あそこで「挫折禁止」のTシャツ掲げていた人がいたよね~」とかかすかにでも誰かの記憶に残れたなら嬉しいです。

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2009年12月 1日 (火)

旅の恥は掻き捨てじゃない!

旅の恥は掻き捨て。そんな人をあちこちでたくさん見てきました。海外に行く団体さんなどは多くがこんな感じでした。夏のリゾート地として名高い沖縄でも、海パンに上半身裸でコンビニに入ったり、人が普通に生活している場なのだということをまったくわかっていないような人を見かけます。
私たちはそんなことのないように、旅先でこそ行動に気をつけるべきと注意はしていますが、ときにはやらかします。

スイスのインターラーケンのホテル、BERNERHOFでのこと。
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「朝食ルームはfirst floorです」とチェックインのときに案内を受けて、翌朝1階の食堂に食事に行きました。食事を終えて部屋に戻ると、フロントから電話が。「食堂を案内するから来るよう」に、とのこと。行ってみると、2階に宿泊者専用の食堂があって、そこに案内されたのです。やっちまったぜ、ベイベー。向こうで言うfirst floorは、日本で言う2階のことで、日本の1階はground floorなのです。大笑いはされたものの、結局追加料金を払っただけで終わったのでまだよかったですけどね。
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お次は、イタリア・ナポリのお城、CASTELLO DELL'OVOに行ったとき。入場のとき、大勢の出てくる人たちとすれ違いました。あまり気にせずに入っていくと受付らしき場所に一人のいかにも南イタリアらしい顔の濃いおじさんが。「英語は?」「少し」「OK」などというやりとりのあと質の悪い白黒コピーのパンフを渡されたのでそれを受け取って歩き出しました。エレベーターがあったのでそれに乗って上に行き上からの眺めを楽しんでいると、さっきのおじさんの怒鳴り声が。「行ってすぐ戻って来いと行っただろう!もうクロージングタイムだ!!」などと言っていたようです。「ごめんなさい」と言うと「もういいよ」と許してくれました。大勢の人が出てきたのは、もう閉まる時間だったからのようです。

 そしてこれは人前で恥をかいたわけではないのですけど、ちょっと恥ずかしい話です。
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北海道斜里のあたりを知床に向けて走っているときに、目の前に大きな山が見えてきました。「あれは国後?天気がいいと国後ってこんなにきれいに見えるんだね~」と話していたら、実は北海道内の山(別海岳というらしい)でした。国後は対岸の羅臼からも遠くにしか見えないので、斜里からは見えるはずなどないのです。「だって見たことないんだのに~」と慰めていました。勝手に国後だと思いこんでわくわくしていたのです。知らないこともときには幸せだったりするのですね。

さて、地理や地域の実情を知らずに恥をかいてしまうのは仕方ないとしても、掻き捨てだなどと平然と振る舞わないようにお願いしたいものです。

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