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2008年1月24日 (木)

イタリア危険地帯

 海外旅行が手頃になり多くの日本人が海外に飛び出している。でも、安全な日本から行っていろんな被害に遭う人が多いのも事実。楽しかったことばかりでなく、被害に遭ったレポートを載せるので、参考にしていただければ幸い。

 「スペイン階段の夜景を撮って来る」。さっききっついお酒を飲んで少し酔っ払っているDON、まるで運命の糸に引っ張られるかのように、S君のビデオカメラを持って1人で外出。そして、懲りずにまたトレビの泉へ。そしてその後、スペイン階段へ向かって歩き出す。

 もう少しでスペイン階段に到着というとき、1人の男が反対側の歩道から道路を渡ってこっちに近づいて来て、DONに話しかける。

 「スペイン階段は向こうか?」。

 「多分」。答えるDON。

 と、その男、「自分は建築材料の取引をやっていて、スイスのジュネーブから来た。自分もちょうどスペイン階段へ行くところなので一緒に行こう」と言う。    DON、スイス人なら安心と、一緒に歩く。

 スペイン階段に到着。お互いの住所を交換する。男の名は、Jean Claude Dubois(←芸名?)。

Epsn0043 スイスとは言っても、フランス語圏のジュネーブ。ちゃんと、住所に“SUISSE”とフランス語で書くあたり、かなり芸が細かい。「帰ってから手紙を出す」と、Jean(←芸名?)。

 ビデオ撮影をするDON、Jean(←芸名?)も映す。カメラに向かって手を振るJean(←芸名?)。顔は笑っているが、目は笑っていない。

Epsn0042

 撮影が終わると、「一緒に飲みに行かないか?」とJean(←芸名?)。でもあんた、わざわざここまで来たのに、なんにもしないでもう帰るの? まあいいか。イタリア人はヤバイけどスイス人なら安心と、信じきったDON、そのままついて行く。                        

Epsn0041  Jean(←芸名?)、バルベリーニ広場の近くに来ると、細い路地に入り、そしてなんの迷いもなく1件の小さな店に入る。なぜここで怪しいと思わないのか、DON、人がいいにも程がある。

 店に入りカウンターに座ると、まもなく2人の女が両サイドにつく。Jean(←芸名?)についた女はオバンだが、こっちのは若い。英語もしゃべる。しかもカワイイ。名前は“Federica”。「結婚してるの?」。「してないよ」。 「本当? 信じられない」。そう言うFedericaに、指輪をしていない指を見せるDON。「私日本語知ってる。アイシテル。イタリア語ではTi amoって言うの。乾杯はSalute。それじゃ、Salute!」。「ScorpionsとPavarottiが好き」。「“Roma”って日本語でどう書くの? Oh,とっても簡単。じゃあ、“Federica”は?」。中学生程度の英語で盛り上がる。会話の途中、Jean(←芸名?)の会話を聞く。「スイスからビジネスで来た」と言っている。最優秀男優賞ものだ。

 途中、トイレに立つ。戻るとグラスが空。あれ? 残ってなかったっけ? 気のせいか? はっきり覚えてないけれど。

 「ビール出す?」。その言葉にうなずくDON。そんなことが2~3回ある。  ダンスなどしばし楽しんだあと、「そろそろ帰ろう。50/50だぞ」とJean(←芸名?)。わかってらい、さっさと伝票持って来い。

 DONの前に差し出される伝票。ん? ゼロが1個多いんでは? それはわかるが、一体いくら? 換算できないほど酔っている。記憶は確かだが、思考能力が全然ない。あまり経験のない、ヘンな酔い方。そうこうしているうちに、またビールが出され、別の伝票が切られる。それにしても、このときクレジットカードを持っていなかったらどうなっていたのだろう。

 「彼女にチップをやれ」とJean(←芸名?)。Federicaに50,000リラ渡す。そして、お別れのkiss。

やがて車が用意され、ホテルまで送ってもらう。助手席に座るJean(←芸名?)。ん? なんであんたが助手席に座るんだ? あんたも客やろ。今になって思うとヘン。車の中で、「安月給だから」などと言って、なぜか笑っているDON。ウケる運転手とJean(←芸名?)。

 ホテルに到着。「君に会えて良かった」とJean(←芸名?)。そりゃあ良かったろうよ。こんなカモに会えるんだから。別れ際、まだ「手紙を出す」などと言って握手をしている、トホホなDON。

 ホテルの中に入る。すかさず、「友達が心配していたぞ」とreceptionの人。「本当ですか?」とDON、急いで部屋に戻る。ドアが開く。

 「何やってたんだよぉ~」。そう言うなり、ヘナヘナとその場に座り込んでしまったS君。言い訳するDON。

 「あまり帰って来ないからフロントに届けて、もう少し待って帰って来なかったら警察に届けるところだった。日本大使館の電話番号も聞いてきた」とS君。部屋の鍵をもらうのにもDONにバカ呼ばわりされていたS君。なんて言ったのか? 火事場の馬鹿力。その気になればできるじゃないか。などと偉そうなことは言えない。心配かけてすまなかった。

 少しして、安心のあまりぐっすり眠るS君。少し正気になりかけ、電卓で飲み代を計算するDON。18万円? 本当に?

 「やられた・・・」。イタリアに入国してから散々注意を促していたのに、自分が被害にあって面目丸つぶれのDON、そのままダウン。

~次回に続く~

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